ドラマ『二月の勝者 －絶対合格の教室－』各話の感想・レビューと採点

• 3.4
• 10/16放送分

全員を第一志望校に合格させますの回。黒木の傍若無人っぷりは良かったが、それのカウンターとなる佐倉が、脚本レベルで抵抗を見せないので、強いものに仕方なくひれ伏す、やる気のない感じに見えるのは、なんか腑に落ちないというか。井の頭ボウルで、他の講師も含めて、愚痴ってたが、もう少し強めの方が、黒木とのバランスが取れるんじゃないかと思った。

• 3.4
• 10/23放送分

もうすぐ"かいじ"が通る頃だよの回。楽しめたのだが、「やる気を出さないでください」と指令を出したくせに、指令に反し、やる気を出して分かった事実を、多分、心の中では「ウヒョー」と言わんばかりに歓喜してて、その事実を利用して、いい結果を得られていたのが、矛盾というか、手柄独り占めというか、なんかモヤモヤした。

• 3.4
• 10/30放送分

ルトワックへの転塾を阻止したい回。結局なにかした方が助かってるんじゃ？というモヤモヤはあったが、話の展開の因果がしっかりしていて納得感があった。最後に各話を貫くミステリー要素をチラ見せして、完全には一話完結にしないところなど、抜け目なく作られている印象があった。

• 3.2
• 11/6放送分

ゴールデンウイーク特別講習に課金させる回。目標が、特別講習の受講なのか、父母に同じ方向を向かせるのかが、曖昧だったというか、たぶん両方なんだろうけど、そこの曖昧さが、達成感の乏しさに繋がったように見えた。一話完結以外の話が、ほとんど進まなかったので、そこも含めて、いつもより楽しめなかったというか。

• 3.4
• 11/13放送分

夏期講習が始まってトラブル続出の回。あの父親は改心していないので、問題が解決したとは言えなく、そこの未解決感が、物足りなさというか、スッキリしない感じに、繋がっているように見えた。あのケンカした生徒の、どちらかというと被害者側が、その後、何もなかったかのように話し込んでいたが、それが『強い子』ということなのかもしれないが、なんか違和感があった。

• 3.6
• 11/20放送分

不登校と夏合宿と化学反応の回。各話ごとに、生徒を掘り下げてきたおかげで、『みんながんばれ』的な愛着が湧くというか、仕込んでいた"共感させる仕組み"が発動した印象だった。先生含め、みんな前向きなのが清々しいのと、黒木の謎など、話自体が楽しいというか、次回が楽しみな状態になれた。

• 3.4
• 11/27放送分

勉強しないならどっかいけの回。勉強の邪魔になることもなく、橘先生も安心したし、WinWinWinで良かったねみたいなノリだったが、彼の"友達ができた件"はなくなってしまうから、一人Loseじゃないのか？と思った。StarFishの件も人に聞く話なのか、何か裏があるのかないのか、中途半端な気がした。

• 3.4
• 12/4放送分

島津家の憂鬱の回。話がピンとこないというか、奨学金があるのは、そういう子の母親なら知ってる気がするし、奨学金があるからといって、塾代は免除にならないし、公立より私立の方が、なんだかんだ、お金が掛かかりそうなので、黒木の提案が、島津家にとっていいことなのか、モヤモヤするところはあった。

• 3.4
• 12/11放送分

現実的な志望校を選ぶ回。これまでと違って、個々の生徒を掘り下げるのではなく、全体的に進めていたので、多少の薄さは感じた。強いて言えば、吉祥寺女子の子が掘り下げ気味だったが、あまり時間を割けず、深くは掘れなかったというか。黒木は、なんで佐倉によく分からん疑問を語り出したのか、生徒のことを思って成功して感心したから、なんだろうけど、だとしても少し唐突に感じた。

• 3.4
• 12/18放送分

コンビニでカイロを買い占める最終回。生徒たちの数が多いし、仕方ない面もあるが、受験の顛末ダイジェストになっていたのは、少し残念だった。応援して結果を見るだけ、になっていたというか、もう少しアクシデントがあって、奔走しても良かったのかなと思った。島津くんの選択は、熱くてよかったのだが、いつにも増して、上から目線だったので、遺伝か！と思ったし、健気でかわいいと思えるかは、やや微妙なところだった。