ドラマ『ばらかもん』各話の感想・レビューと採点
各話の感想・レビューと採点
1話:感想・レビュー
- 3.2
- 7/12放送分
足りないものがあるので島に送られる回。杉野遥亮は多分もの凄く礼儀正しくていい奴なんだと思っているが、そのため、主人公にいい奴が滲み出ていて、役的には、短絡的で少々ケンカっぱやく、あまり謝らないキャラなので、マッチングが良くはなかった。今回は謝ることを覚えたんだろうけど、飛び込む前あたりのシーンが、それに当たるので、もう少し盛り上げがあっても良かったのかなと思った。
ランキング情報
- どみじなランキング
- 105位
- 偏差値
- 59.7
- クールランキング
- 9位
- どみじなスコア
- 3.377
- どみじなドラマ賞
- 俳優賞
- 主題歌賞
採点グラフ
ドラマ情報
- ジャンル
- ヒューマンドラマ(コミュニティ)
- 放送開始
- 2023/7
- 放送系列
- フジテレビ
- 放送時刻
- 水曜 22:00
- 主な出演
- 杉野遥亮
- 宮崎莉里沙
- 豊嶋花
- 近藤華
- 綱啓永
- 寺田藍月
- 中尾明慶
- 遠藤憲一
- 荒木飛羽
- 飯尾和樹
- 山口香緖里
- 田中みな実
- 鷲尾真知子
- 宍戸開
- 長野里美
- 田中泯
2話:感想・レビュー
- 3.4
- 7/19放送分
嵐が来て薪風呂入って餅拾いしてゼッケンの回。雨漏りがするって、半紙の弱さを考えると、書道家の住まいとしてどうなんだ?という気はしたが、色々とイベントがあって楽しめた。鷲尾真知子に説得力があって、セリフどおり沁みたのと、パンチの気づかいがほっこりしたが、調理速すぎない?と思って愉快だった。
3話:感想・レビュー
- 3.2
- 7/26放送分
ライバルが島にやってきて帰る回。前回の婆さんの金言みたいに、主人公が何かしらを得る成長部分が、このドラマの見どころだと思っているが、今回は特にない気がして、前回の金言のどうぞどうぞを実践しただけな気がするので、子供たちとワチャワチャしただけというか、マンガと料理のお披露目くらいだった。今までいなかった二名がやってきたのもあるが、大人数だと、少し変な間があるかな、と思った。
4話:感想・レビュー
- 3.4
- 8/2放送分
おすそ分けしたら増える回。色んなイベントを経て、何かを掴む回だったが、最終的に出来上がった書を見た感じ、石垣のハメこみセンスと、夕日を見て創作意欲が爆発するのは、なんかつながらない気がして、ノイズかなと思った。もっと言うと、わらしべ長者も関係ない気がして、演出がしっかり効いているから、雰囲気で持ってかれるが、実質、船の手形塗りつぶしと、星空の遭難くらいだったような、と思った。ラストは、わらしべ長者で何を学んだのだ?と思って、違和感があった。
5話:感想・レビュー
- 3.4
- 8/9放送分
これは試作品ですの回。分からないでもないが、これ違うんです、と言う展開が、その後に繋げるための、ストーリー都合イベントに見えてしまって、あのシーンの説得力があると、全体的に底上げできる気がした。あのへんは、なんかコミカルに演出していたので、ついでに、館長が品定めをしている時のプレッシャーを、効果音か何かつけて、少し派手めに長めに、もうそう言うしかない、みたいな状況に仕立てられたら、据わりが良かったのかなと思った。あと普通に、試作品の方が、と思った。
6話:感想・レビュー
- 3.4
- 8/16放送分
ヤスばの糸まき車の回。クライマックスは泣き崩れるシーンかなと思うが、育江@田中みな実が好演して、キッチリと仕事をした感があって、それまでの悲しみなしの状態からのギャップがズルく、目頭にちょっときた。上から目線になるが、順調にいい役者に育っているなと思いつつ、『M 愛すべき人がいて』の色物キャラを思い出した。
7話:感想・レビュー
- 3.4
- 8/23放送分
父と母が来る回。安定の演出と、安定の展開みたいな、ここ最近は、どの回も安定して楽しめる仕上がりになっている印象だった。とはいえ、書道を精進するという目的からは、外れがちで、ほとんど離島ヒューマンみたいになっていたので、今回、書道に関してまあまあエグれたのは、本来の目的を思い出すのに有意義な気がした。
8話:感想・レビュー
- 3.4
- 8/30放送分
なるのストーカーの回。比較的テーマがハッキリしている回で、まとまりがよかったし、構成的な納得感はあった。ただ、なんで名乗らないの?という疑問は消えず、愛のある答えはあったが、それでも多少は違和感があって、違う仕事をして呼び寄せるとか、別の手段がある気がして、そこの納得感は低かった。それでも、なる役の子がいい演技をしていたし、終盤に清舟にほのめかしたりして、想定通りのものを受け取れる仕上がりにはなっていた。
9話:感想・レビュー
- 3.4
- 9/6放送分
なるが東京に行く回。いつもの島じゃない、東京という特別感がある中で、なると清舟の絆が際立っていたし、清舟が自身のことを考える状況もあり、そのへんが絡み合って、単に別れを意識する切なさ以外にも、ちょっとした驚きがあったりして、コクのある味わいまで持って行けてたので、話的に見ごたえはあった。ただ、ラストの結論に至るのは、多少強引かなと思った。
10話:感想・レビュー
- 3.4
- 9/13放送分
俺は先生になる回。川藤の怒りが丁度よくて、反対にある、なるの想いが活きたし、かと言って重くなりすぎないように、ノープランというコミカルさもあって、感情多めでバランスの取れている回だった。子供たちの進路へのモヤモヤに対して、着火していく展開が自然で、話の展開もしっくりきた。
最終話:感想・レビュー
- 3.4
- 9/20放送分
1年生が入ってこない最終回。やや中途半端な終わり方なのは否めなくて、書道展で結果を出すとか、もう少し踏み込んだ展開が欲しかった。もしくは、「自分の生き様を見せることが恩返しだ」、とか、けっこうな決意を見たかった。終わり方以外は、ハートフル島コメディという謳い文句に恥じない展開で、なるのモジモジ感も微笑ましかった。