ドラマ『VIVANT』各話の感想・レビューと採点

各話の感想・レビューと採点

1話:感想・レビュー

  • 3.6
  • 7/16放送分

中央アジアの国でヒドイ目に遭う回。まあ長かったが、軽く映画を観たくらいの感じに楽しめたし、ドラマにしては金かかってんなと思った。でも次回以降は、通常どおり60分だろうし、多少はスケールダウンするだろうし、だったら満遍なく予算を使って欲しい気はした。市民を巻き添えにしたくないと言っていた割には、一般車両から始末していたし、テロ容疑以前に、器物破損しまくってたので、ヒーロー感は少し損なわれた。

ランキング情報

どみじなランキング
33位
偏差値
62.1
クールランキング
3位
どみじなスコア
3.460
どみじなドラマ賞
銀鮪賞
最優秀男女優賞
俳優賞
場面賞

採点グラフ

ドラマ情報

ジャンル
サスペンスドラマ
放送開始
2023/7
放送系列
TBS
放送時刻
日曜 21:00
主な出演
堺雅人
阿部寛
二階堂ふみ
富栄ドラム
役所広司
二宮和也
松坂桃李
竜星涼
迫田孝也
飯沼愛
檀れい
濱田岳
山中崇
小日向文世

2話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 7/23放送分

なんとか日本に帰りたい回。トラックの荷台のギリギリばれないやつが、初回のトイレの件もそうだったが、1秒でも遅かったら成立しないような、少し浅はかな盛り上げ方があって、そのへんの納得感はあまりなかった。野崎がさすがに先読みし過ぎなのも、少し冷めた。ジャミーンの件は、例の看護師におまかせすればいいというか、そっちの方が医療体制が整っているだろうし、自分らの準家族を優先で、他二名はどうなってもいいのか?っていう、賢明な判断とは思えず、私を置いてけとは言ってたものの、なんやねんと思った。必死に嫌がるドラムはかわいかった。

3話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 7/30放送分

なんとか日本に帰ってくる回。丸菱商事の監査役などのクセが強くて、若干、半沢直樹になっていて愉快だった。GPSの件は、チンギスだけでなく、衛星の電波を使ってる人、全員に影響があるはずっていうのと、自国領内じゃないのにぶっ放すリスクを考えると、公安一人でなんとかなる気がしないので、納得感はなかった。丸菱内のあの5人以外も、信用できるとは限らないのに、同僚@迫田孝也をすんなり受け入れているのも、納得感が控え目だった。

4話:感想・レビュー

  • 3.6
  • 8/6放送分

HDDやSSDがこんがりする回。別班関連で、お前か、みたいな展開だったが、そうなると、1~3話が少々説明付きづらい点がある気がして、納得感はそんなになかったが、引き替えにダイナミックさはあった。ドラム来日で癒されたが、何気に濱田岳も癒し系で、公安のアイドルだった。

5話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 8/13放送分

またバルカの回。途中、完全に半沢直樹になっていて愉快だったが、それ以外には、特に印象に残る場面はなく、期待感が大きい作品だけに、毎回ハードルを越えるのも大変だなと思った。チンギスについては、主要三名を完全に犯人と誤認して、あんだけ追い回しておきながら、でも優秀、という設定が、すんなりは入ってこなかった。

6話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 8/20放送分

ジャミーンの手術の回。相変わらず面白くはあるのだが、野崎@阿部寛と乃木@堺雅人の絡みが、このドラマの主戦力な気がするので、それを封じられたのはやや痛かった。手術前は楽観的だった割に、手術後は奇跡を信じているあたりが、自信あったんじゃないんかーい、みたいなツッコミが食道につかえる感覚があった。ヒロインとの恋愛関係が、それがメインじゃないからいいんだけど、にしても、女心ってそういうもん?というか、男の作ったセリフな感じがして、仕方ないのだが、違和感があった。

7話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 8/27放送分

テントの幹部の回。二面性が功を奏したのか、かなりダイナミックな展開というか、急ハンドルUターンだったが、これを意外性のある展開として評価すべきなのか、個人的には、観たい展開ではなかったというか、ほんの少し冷めたところがあった。とはいえ、これ自体でっかい伏線かもしれないので、何とも言えないが、伏線じゃないとしたら、そんなUターンじゃなくて、直角急カーブくらいでよかったのにな、と思った。

8話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 9/3放送分

帳簿があやしい回。あれ?いま半沢直樹をやってる?ってくらい、テロ組織なのに半沢直樹感があって、中途半端にやられるよりは、これくらいやってくれた方が清々しいし、愉快だった。ただ、一人語りでの展開が多くて、展開が単調というか、キャストが揃っているのに、フル活用しない勿体なさはあった。

9話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 9/10放送分

テントの沿革の回。途中で半沢直樹の証券編みたいになってて愉快だったが、個人的には、この流れもすべて作戦でした、という流れを期待していて、そうだとするには、この流れが長すぎて、支流だと思っていたものが、マジで本流なのか?っていう、よく分んないけど、何かを失う感覚になった。そして、ラストで二面性を発揮して詰んでたし、そういう精神状態になったことないので、分かりようもないが、万人への共感性という面では乏しかった。というか、シンプルに、公安@阿部寛とドラムが見たいっていう。

最終話:感想・レビュー

  • 3.6
  • 9/17放送分

根回しが大切な最終回。めくるめくスペクタクルと言ったらいいのか、端っこを取り合うオセロみたいな、コロコロと形勢が変わって楽しめたが、少し食傷気味なのはあって、まあ、そういう祭りだと思って楽しめばいいのかな、と思った。いろんな人物が、よく分かってないけどアシュラマンみたいな、顔というか言動がコロコロ変わっていく中で、野崎@阿部寛とxx@役所広司が、どっしりとした安定感で揺るがなく、特に役所広司がMVPというか、派手に見えないけど派手、静かな派手、みたいな、落ち着いた華やかさがあって、説得力も抜群だった。あと、急所外さないのかい、って思ったが、でっかい伏線なのかもしれず。