ドラマ『トリリオンゲーム』各話の感想・レビューと採点

各話の感想・レビューと採点

1話:感想・レビュー

  • 3.2
  • 7/14放送分

ソフトバンクっぽいところの内定を蹴って起業する回。初回から、話の面白さがあって、ある程度決着して次につながるみたいな、連載マンガを原作にするメリットが感じられた。ただ、窓掃除のくだりなど、現実離れしていて、実写化すると悪目立ちする、みたいなデメリットも感じられて、そのへんの説得力を、演出方針含め、どう出していくかが、課題なのかなと思った。

ランキング情報

どみじなランキング
94位
偏差値
60.0
クールランキング
8位
どみじなスコア
3.387
どみじなドラマ賞
俳優賞

採点グラフ

ドラマ情報

ジャンル
お仕事ドラマ(一般)
放送開始
2023/7
放送系列
TBS
放送時刻
金曜 22:00
主な出演
目黒蓮
佐野勇斗
今田美桜
福本莉子
吉川晃司
國村隼
あかせあかり
原嘉孝
鈴木浩介
津田健次郎
百田夏菜子
竹財輝之助
余貴美子

2話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 7/21放送分

AIっぽいオンラインショップで稼ぐ回。凜々@福本莉子の登場で、シーンにバリエーションが出て来て、楽しみやすくなった。かなり頑固で融通が効かない感じを、ビビッドというか、誇張気味の演技で表現していて、マンガ原作のキャラにピッタリはまるというか、演出家もガッツポーズしてるんじゃないかというくらい、しっくりきて、救世主だった。

3話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 7/28放送分

ホストでナンバー1になって俺がルールの回。一話完結でステップアップしていく感じなので、見やすいし、各回ごとの盛り上がりがしっかりあって、満足感があった。余貴美子と國村隼と、吉川晃司もそうだが、短い時間ながら、適度に重厚感を持たせていて、若いキャストが中心という弱点を、いい具合に穴埋めしていて、そのへんのバランスの良さを感じた。

4話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 8/4放送分

ソシャゲでメディアで世界の堀本の回。ソシャゲということで、ドラクエチックな画面にして、遊び心満載な感じになっていたが、思ったほど親和性がなかったというか、気持ちは分かるのだが、コマンドのウィンドウが面積をとり過ぎていて、演者が窮屈な印象しかなくて、やるなら会社名を出すくらいにして欲しかった。終盤はハルの危うさと、二人の軋轢の始まりというか、最初のヒビという話の展開に対して、演出もいつになく不穏な感じで、印象付けられたし、納得感があった。

5話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 8/11放送分

ケンカの仕方の回。登場時間的にはそうでもないが、ガクの回という感じがして、ハルの活躍だけだと飽きるので、という意味で有意義だった。キリカ様のツンデレ傾向が強めだったので、今田美桜を起用した意味が、少し分かる展開だった。祁答院は、マネージャー時代から、あの感じなのかと、驚愕しつつ愉快だった。

6話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 8/18放送分

詰めが甘い回。芸能とゲームの二本立て同時進行で、結構話が濃密になっていたし、シーンごとの時間が長すぎず短すぎずで、適切に管理されている印象で、通して観たときに引っ掛かりがなく、スムーズで、テンポもいいし、映像に納得感があった。蛇島が歩くときにピコピコ鳴っていたのが、何気に効果的で、ゲームの申し子的な印象を植え付けるのに、コスパもタイパも良さそうなトッピングだった。

7話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 8/25放送分

メディア戦略の回。女子アナ@百田夏菜子のくだりや、報道数字男@津田健次郎など、いろいろあって、各キャラクターへの共感を育てる時間などなかったが、それはさほど気にならず、祁答院やドラゴンバンクといったレギュラー陣もいるので、そっちで分厚くなるし、下手に時間をかけるよりは、テンポ良く話が展開したし、楽しめた。登場時間が少ないのに、納得感があったということは、演出か役作りがハマっていたんだろうなという、タイパのいい仕事っぷりだなと思った。

8話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 9/1放送分

ジブリっぽいアニメを独占配信したい回。ハルたちサイドは、いつもどおりのマンガらしい軽い感じだが、アニメのプロデューサーとワガママ監督に重量感があって、二人ともリアリティがあるというか、それっぽかった。そういうリアリティというか、"普通"があることで、ハルたちの軽さとか、ハルのワイルドな交渉が自然と際立つというか、ハル達の演出をゴリゴリに強くするのではなく、周りを少し引かせることで、結果際立つみたいな、引く演出がうまくハマっているように見えた。

9話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 9/8放送分

PASCAとSUISUIの回。終盤にDバンク社長がなかなかの怒り具合で、アクセントになってよかったが、逆に言うと、それまでは平坦な感じがしたというか、テイストにマンネリ感があるので、多少の紆余曲折くらいでは、耐性ができていて、効きが悪かった。次回が最終回というのが、時間的にうまく収まるのかなという不安があって、ダイジェスト気味になってしまわないか心配だった。

最終話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 9/15放送分

ロードマップに忠実な最終回。前回終わりから1時間で、うまくまとまるのか心配だったが、杞憂だった。結末がやや中途半端ではあるものの、連載中の作品なので仕方ないのは理解でき、それ以外はテンポよくまとめ上げられていて、いい最終回だった。終盤は、登場キャラクターの近況が見れて満足だったのと、抜きたくなるブロックがない祁答院が愉快だった。