ドラマ『僕の姉ちゃん』各話の感想・レビューと採点

各話の感想・レビューと採点

生活感を入れてくる女子には気を付けろの回。昭和レトロな音楽とともに、帰宅後の時間が始まって、映像は雰囲気が良く、エピソードは洗練されていて、のどかな時間が贅沢だった。ゆったりとしているので、間が多いが、間もしっかりと演じられ、魅力的な間になっていた。

指の毛で本気度を測れの回。相変わらず雰囲気がよく、飾らない姉の説得力を、黒木華が醸し出しているし、多分、着眼点の良さが、原作に最初からあって、それを淀みなく、引き出せているというか。ただ、毎回同じ感じになるのは、少し気になった。

出世するのはどんな人かの回。本の定義だったり、友人と関係する理由だったり、らしい着眼点はあったが、話の方向性が見えづらくて困った。明確な二話構成にしてタイトル付けるとか、冒頭にテーマをほのめかす、とかすれば、分かりやすいのかなと思った。

恋をするなら手も大事な回。子供の経験値とか、手の話とか、着眼点が相変わらず独特なのだが、そろそろいいかな、という気になった。最終回まで続くような、それなりの話がないので、観るモチベーションが保てなくなったというか。