ドラマ『シガテラ』各話の感想・レビューと採点
各話の感想・レビューと採点
1話:感想・レビュー
- 3.2
- 4/7放送分
教習所で出会った美女にお近づきになる回。まだ初回なのもあるが、序章すぎて、この回だけで楽しむのは難しかった。映像も演出も地味かなと思ったが、次回以降に効いてくるかもしれないので、まだ何とも言えなかった。
ランキング情報
- どみじなランキング
- 124位
- 偏差値
- 58.8
- クールランキング
- 14位
- どみじなスコア
- 3.348
- どみじなドラマ賞
- 作品賞
- 最優秀男女優賞
- 俳優賞
- 場面賞
- 主題歌賞
採点グラフ
ドラマ情報
- ジャンル
- ヒューマンドラマ(自分)
- 放送開始
- 2023/4
- 放送系列
- テレビ東京
- 放送時刻
- 金曜 24:12
- 主な出演
- 醍醐虎汰朗
- 関水渚
- 長谷川慎
- 吉原怜那
- 丈太郎
- 三浦理奈
2話:感想・レビュー
- 3.4
- 4/14放送分
南雲さんとデートしたりする回。前回よりコミカル色が強くなっていて、演出を調整したのか、少しやりすぎな印象だったが、慣れるとこちらの方がいいかもしれない気がした。そのコミカルさと、高井の方の闇がいいコントラストになっていて、恋愛で浮かれるだけではない、ちょっとした渋みがあって、味わい深かった。
3話:感想・レビュー
- 3.4
- 4/21放送分
出会ってきた環境が違うから好き嫌いは否めない回。あの頃の甘酸っぱさが話にあって、それを十二分に引き出した出来上がりで、見応えがあった。ほぼほぼ恋愛パートで平和にすごしつつ、裏で高井のダークサイドを走らせ、終盤で一気にぶつけてくるあたりは、少しだけあざとかったが、落差があってよかった。
4話:感想・レビュー
- 3.4
- 4/28放送分
繁殖期と田島の復讐の回。慣れてきたのもあるが、主人公のコミカル加減が、適切なレベル感でしっくりきた。南雲さんの合いの手の間もよくて、少しの沈黙が、考えを巡らす行間として認識できたし、このドラマの旨みの主成分である、甘酸っぱさが、かなり引き出せている仕上がりだと思った。
5話:感想・レビュー
- 3.4
- 5/5放送分
谷脇が行方不明なので千葉に行く回。これまでの恋愛路線から、一気に犯罪方面に舵を切って、冒頭からのコントラストも良かったし、自業自得な面もあるとはいえ、サスペンス感が緩く続いて、惹きつけるものがあった。彼氏があれなときに、アキコのホテルでの行動に違和感があったが、そういうもんかなと思いつつ、見かけで判断するのはよくないが、もっとギャルよりの軽い感じの風貌に仕立てた方が、納得感があるのかなと思った。
6話:感想・レビュー
- 3.4
- 5/12放送分
谷脇が帰ってくる回。関水渚が頑張りすぎてて、事務所的に大丈夫なんだろうかと、余計な心配がよぎったが、そのおかげで、とても生々しい表現に仕上がっていて、キレイな恋愛よりもかなり踏み込んだところに到達できていた。谷脇の一言が効いていて、その後サスペンス感が継続したし、恋愛パートにまで影響していたので、影のMVPだった。
7話:感想・レビュー
- 3.4
- 5/19放送分
3年生で大学生でWデートの回。ワンポイントというか、いきなり一話完結なゲストキャラという認識でいいのか、だとしたら、写真を削除するカットを挿し込むとかして、リベンジポルノ的なサスペンス性をキャンセルしといて欲しかった。友人くんの思考が飛び飛びというか、そんな急に闇落ちするかなという違和感があって、それがシガテラ(毒)による影響だという、誇張の意図があったのかもしれないが、だとしても少し違和感があった。とはいえ、部屋に入ってからの毒された様子は、芸術点が高くて見応えがあった。
8話:感想・レビュー
- 3.4
- 5/26放送分
南雲さんのバイト奮闘記の回。いつもと違って、荻野ではなく、南雲さんが主役の回だったので、気分転換でマンネリ防止になった。世にも奇妙な物語みたいな、斜め上な展開だったが、あの男役の人が妙に説得力があって、途中から変な話になりつつも、シリアスをギリギリまで捨てなかったおかげで、オチに落差ができたというか。
9話:感想・レビュー
- 3.2
- 6/2放送分
引っ越したら体力がつく回。胃がおかしいオジサンが、どうも馴染まなかった。たぶんジワジワと悩んできて、ああなったんだろうから、シガテラらしい毒されたキャラなんだと思うのだが、主役たちとの接点がなく、この回だけのゲストキャラだろうし、取って付けた感が強かった。
10話:感想・レビュー
- 3.2
- 6/9放送分
1か月と聞いてモヤモヤする回。そんな短い期間ということは、男の方に問題があったんだろうし、モヤモヤする心境がよく分からなかった。モヤモヤの表現は、さすがテレ東というか、CGを使う金なんてあるわけねぇだろ、と言わんばかりに、モヤモヤのお面をつけた、全身タイツの者たちを纏わせるという、いさぎよい表現が愉快だった。
11話:感想・レビュー
- 3.4
- 6/16放送分
不幸にするのはお互い様の回。すべて谷脇のせいなのだが、劇場版のジャイアンのような頼もしさがあって、こじらせながらも仲間感は持っているんだなと、小さい頃に不良は普通の事をしても褒め称えられる、みたいなハードルの低さがあった。時折現れる南雲さんのシーンが、箸休めとして、何気によかった。
最終話:感想・レビュー
- 3.4
- 6/23放送分
僕は君を不幸にする最終回。ドラマの内容以前に、いつもよりCMがこまめに入りすぎな印象があって、集中とか雰囲気が途切れがちだったので、もう少しCMをまとめられなかったのかなと思った。終盤に後日談的な展開が始まってから、大人になった荻野優介に裏切られたが、そうすることで、あの頃が圧縮されて、特別な頃だったというエモさが強調されたし、セリフの反対を考えると、弱くて不安定だけど楽しい時期と言えなくもなくて、特別な期間であることを、やんわりと示唆していたし、夕暮れ前の空の金色がマッチしていて、演出的にもしっくりきた。