ドラマ『コントが始まる』各話の感想・レビューと採点

• 3.6
• 4/17放送分

マクベスとファミレスの中浜さんと水のトラブルの回。三人＋中浜さんのキャラクターが魅力的で、演技からくる説得力があるので、地に足がついているし、粒立ちの良さを感じた。車中のシーンなど、セリフがなくても成立させちゃうところは、さすがというか。

• 3.4
• 4/24放送分

隠し事と喧嘩と遺書の回。チョイ役に、中村倫也と芳根京子を出してくる豪華さに、ちょっと驚いた。三人の、もがいたり、ぶつかり合ったりする友情は見応えがあったし、遺書の件で、ほんのりサスペンス風味だったので、惹きつけるものがあった。過去はともかく、現在の瞬太が、どこまで本気だったのかは読み取れなかったが、今後も機能する見せ球になったというか。

• 3.6
• 5/1放送分

奇跡の水と兄弟姉妹の回。中浜さんの胸の内をさらけ出すシーンは長回し、カメラの位置からすると長回し風なんだろうけど、時間をとった分だけの見返りがあったというか、見応えがあった。春斗兄の問題も、コントネタとしての明るいところからのコントラストみたいなのがあって見応えがあった。

• 3.4
• 5/8放送分

つむぎのマネージャー体質と瞬太の毒親の回。面白かったのだが、不思議と感想が出てこない、何とも言えない感じになった。マクベスと真壁の話、つむぎの話、瞬太の話と入り混じっていたが、共通のテーマが、いまいちよく分からなかったので、カオスに見えた。

• 3.4
• 5/15放送分

延長するかしないか、やめないかやめるかの回。なんとなく、大まかな話の方向性があると、共感しやすいし、観やすくなる気がした。群像劇っぽいところがあるからあれなのだが。"続けるも止めるも地獄"的な、悩みの部分は共感できた。

• 3.4
• 5/22放送分

潤平と奈津美の変わらないものの回。何か物足りない気がして、演出面で抑揚がないというか、テレビの画質調整でいうと、明るいけどコントラスト低め、みたいなメリハリのない感じというか。サプライズのくだりとか、奈津美との話し合いのくだりとか、いつもと違う明るさ・暗さ・うるささ・静けさがあったとしたら、もっと惹きつけるものが出来上がってたんじゃないかと思った。

• 3.2
• 5/29放送分

マクベスの思い出が詰まった車の回。春斗や、つむぎに共感して、良かったねっていって号泣するのが、良い視聴者としての在り方なんだろうけど、そもそも共感できなかったので、泣けなかった。"秘められたテーマ"みたいなのを、理解できてないだけかもしれないが、全体的にふーんって感じにしかならなかった。

• 3.4
• 6/5放送分

引っ越しとマネージャーと冷戦の回。テーマが広すぎるのか、テーマと関係ないシーンが多いのか、観終わってなんかモヤモヤした。そもそもテーマは何？と思って、番組表は『その頑張りを見ている人は、必ずいる。』、公式サイトを要約すると『支える、支えられる、誰かの人生の兆しになっている』、この時点で少しモヤっとしてくるのだが、テーマが『見てくれている』だとして、姉妹のケンカも、最後の手紙も、マネージャーの後悔も、酒屋の姉ちゃんも、花の話も、言われてみればそうなのだが、テーマを最初に認識してないと"ピンとこない"というか、内容が入ってこないと思った。そもそも、冒頭のコントが、テーマを暗示する役目を果たしていないというか、今回のあれだと、むしろテーマは『おせっかい』なのかと思うので、そのまま観ると、あれ？ってなるので、冒頭コントを分かりやすくして欲しいと思った。そういう意味では、読解力が高めか、IQ高めな人におススメなドラマというか。

• 3.4
• 6/12放送分

勝ち負けとかあるのか、違う競技なのかの回。冒頭の中華料理屋のくだりや、そのうち結婚させてくださいのくだりや、瞬太の屋上のくだりなんかは、テーマと違うような気がして、そうすると、どう見たらいいのか迷うところはあった。もっと気楽に観たらいいんだろうけど、そうすると"テーマ性の表現"を見逃すので、もどかしいなと思った。歯医者と敗者はかけたんだろうか？

• 3.4
• 6/19放送分

解散ライブと後日談の最終回。春斗の就職先は、なんか納得のいくものだったし腑に落ちた。冷蔵庫争奪戦は、これからこんなバカなことできないんだ、という気付きがあったのか、分かるような気がするけど、分からないというか、スッと入ってはこなかった。