ドラマ『合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~』各話の感想・レビューと採点
各話の感想・レビューと採点
1話:感想・レビュー
- 3.2
- 4/17放送分
モラハラ夫がありえないので成敗する回。次回以降は、こういうもんだとして見れるのでいいのだが、初回としては、落としどころとか、コミカル加減など、フォーマットの共通認識がなくて、話に集中はできなかった。演出的に、この間でいいの?と思うところがあったり、それぞれの演技がバラバラというか、コミカルさとか熱量などのトンマナが崩壊している印象だった。ショベルカーを持ち出すなど、話的に現実離れしたところがあるので、演出的にも、そういう世界観を構築しないと、話を受けきれない気がした。
ランキング情報
- どみじなランキング
- 118位
- 偏差値
- 59.1
- クールランキング
- 12位
- どみじなスコア
- 3.359
- どみじなドラマ賞
- (受賞なし)
採点グラフ
ドラマ情報
- ジャンル
- ミステリードラマ(探偵)
- 放送開始
- 2023/4
- 放送系列
- フジテレビ
- 放送時刻
- 月曜 22:00
- 主な出演
- 天海祐希
- 松下洸平
- 白石聖
- 中川大輔
- 丸山智己
- 仲村トオル
2話:感想・レビュー
- 3.4
- 4/24放送分
リストのナンバーワンと家出娘の回。前回とは違って、演出的な違和感がなく楽しめた。上水流と貴山の掛け合いが、前回は違和感があったのだが、たった一話でここまでアジャストしてくるのは、プロの技だった。変な間もなくなって自然に感じた。
3話:感想・レビュー
- 3.4
- 5/1放送分
社長が心酔する先生のトリックを暴く回。上水流と貴山の掛け合いが、前回よりもさらに完成度が上がっている印象で、自然で違和感がなく、謎の金華コーポレーションなど、コミカルが欲しい所は少し誇張して出してきて、全体的にバランスのとれた仕上がりだった。受付が増えて、事務所内でのバリエーションが増えたのも、いい傾向に見えた。
4話:感想・レビュー
- 3.4
- 5/8放送分
初めての依頼と貴山との出会いの回。涼子がまだ駆け出しで自信がなく、テンションもそう高くはない時代なので、それに引きずられるところはあったが、逆に、院長が手強いことが際立った面もあって、見応えはあった。ネックレスの件は、裏稼業とはいえ、さすがにスルー出来ないというか、ダークヒーローだとしても、前職を踏まえると納得感はなかった。
5話:感想・レビュー
- 3.4
- 5/15放送分
樹里亜のことがやっぱ嫌いな回。仕掛け的に納得感があまりなくて、だったら助かったときに、そのまま警察に行って証言すれば、刑事的に復讐成功な気がするし、自白っぽい映像を撮ったところで、どのくらいのダメージがあるのか不明で、その後を描いていないので、勧善懲悪が中途半端だった。前回で抑圧した分、今回で相当スカッとするはずなのだが、納得感がないので、そうでもなく、冷静に考えてしまうと、まさにタイトルどおりになるというか。
6話:感想・レビュー
- 3.4
- 5/22放送分
事故じゃないんですの回。楽しめたのだが、貴山の件と依頼人の件を、同時にやる必要があったのかなというか、原作がそうなんだろうけど、貴山の方は最終回近辺にやる方が盛り上がる気がした。同時にやったせいで、ややダイジェスト気味になって、捕まえた男が頼んでもないのに、すぐに洗いざらい自白するなど、話がすんなりいきすぎた感があって、盛り上がるポテンシャルのある話なのに勿体なかった。
7話:感想・レビュー
- 3.4
- 5/29放送分
地獄のホームパーティーの回。最初に犯人の当たりがついたときに、共犯者の存在を気にしていないのは違和感があって、スマホを乗っ取る勢いのメッセンジャーだったり、そもそも至る所にカメラを仕込む技術とか、できるわけないので、「他に誰かいる」みたいな言葉が欲しかった。夫が普通に怪我していたが、第一撃を食らわせてしまったのが、もう大失態というか、夫か、間に合わなければ妻が致命傷だったわけで、少し雑というか、納得感が低かった。
8話:感想・レビュー
- 3.4
- 6/5放送分
涼子パイセンのことが好きですの回。話的には少し外伝的な、スピンオフ臭が香る回だったが、昭和な懲らしめなど、ツボは抑えられていて、いつもどおり楽しめた。悪玉二名は、どういう生計の立て方?と思って、合理的にあり得なかったが、愉快な生き方ではあった。
9話:感想・レビュー
- 3.4
- 6/12放送分
親権を取り戻したい回。ホテル前の寸劇や、大山のぶ代のやつなど、ネタを忘れず、依頼もこなして、いつもどおりのクオリティなのだが、少しマンネリ感はあった。とはいえ、次回以降は一話完結ではなく、ぶん殴り事件をやるだろうから、マンネリ感は今回限定な気はした。
10話:感想・レビュー
- 3.4
- 6/19放送分
貴山の過去と氷川の回。ひとりロシアンルーレットに勝利するなど、うんのよさ:255、みたいな展開が多くて、どんでん返し傾向の強いドラマとはいえ、ちょっと消化不良になった。涼子の終盤の振る舞いも、そうなるか?という違和感があって、納得感は低めだった。
最終話:感想・レビュー
- 3.2
- 6/26放送分
借りを返してスッキリする最終回。そもそも、何をゴールとするのか、分からないというか、弁護士として復帰したいのか、冤罪を証明したいのか、罠にかけた奴に仕返ししたいのか、それとも計画を止めたいのか、結果的には欲張りな結果になったっぽいが、もっと絞って明確にしてから展開した方が、のめり込めたのかなと思った。終盤は熱演だったが、1話から毎回、どんでん返しすることを刷り込まれているので、熱演を額面どおりに受け取れなかった。諸悪の根源はそのままなので、近いうちにまた、野間口さんがひどい目にあう気がして、他にも、社員含めた家族は?とか、映像どおりのスッキリさにはならなかった。