ドラマ『星降る夜に』各話の感想・レビューと採点
各話の感想・レビューと採点
1話:感想・レビュー
- 3.2
- 1/17放送分
母が亡くなって遺品整理の回。夜のアウトドアで、手持ちのカメラで執拗に撮ってきて、挙句の果てに酒っぽいものを飲ませて、強引にキスしてくる奴とか怖すぎるんですけど、と思った。フォルダ削除できなかったときみたいな気軽さで、キスのリトライをするな、と思ったら成功するんかい、と思った。母の件は、仲のいい間柄でそれはないな、という違和感が尾を引いた。
ランキング情報
- どみじなランキング
- 23位
- 偏差値
- 62.9
- クールランキング
- 2位
- どみじなスコア
- 3.486
- どみじなドラマ賞
- 銀鮪賞
- 最優秀男女優賞
- 俳優賞
- 場面賞
- 主題歌賞
採点グラフ
ドラマ情報
- ジャンル
- 恋愛ドラマ(一般)
- 放送開始
- 2023/1
- 放送系列
- テレビ朝日
- 放送時刻
- 火曜 21:00
- 主な出演
- 吉高由里子
- 北村匠海
- ディーン・フジオカ
- 千葉雄大
- 水野美紀
- 光石研
- 猫背椿
- 長井短
- 駒木根葵汰
- 吉柳咲良
2話:感想・レビュー
- 3.4
- 1/24放送分
猫が遺品だったり母親がどっかいったりする回。鈴の産婦人科でのごたごたと、ポラリスのごたごたが混ざっていて、カオス気味ではあるのだが、不思議と収束感があって、最後のあのシーンがあるおかげで、毎日こう過ごす二人がこうなるみたいな、二人の背景を説明するのには有意義なものに結果なった、というか。
3話:感想・レビュー
- 3.4
- 1/31放送分
釣りに行って佐々木先生の過去を聞く回。過去にまたは今さっき、失敗というかどうしようもないことがあって、それが主役二人への共感に役立っていて、よくある恋愛ドラマとは少し違った地味さがあるのは、いい仕組みだなと思った。共感もそうだが、恋愛すればするほど、暗さとのコントラストが際立つし、主題歌の包み込むような低音が、そのへんを盛り立てているので、観るならスピーカー大事かもと思った。
4話:感想・レビュー
- 3.4
- 2/7放送分
妊娠を喜ばない妊婦の回。出だしの、妊娠を知った妊婦を映すカットは、少しだけ揺らして撮って、直後の佐々木先生のカットは固定して、温度差を撮り方でも表現していて、演技をアシストするというか、やれることをしっかりやった痕跡が見えた。長井短の「お前とは寝ない」発言の強さがよくて、コミカル軸のいいところにプロットできて、その後の重みがより際立って見えた。
5話:感想・レビュー
- 3.4
- 2/14放送分
レンガが飛んでくる回。鈴と一星の恋愛的なシーンは少な目で、春の周辺と鈴自身のことが多い回だったが、ただイチャイチャしてるだけだと飽きがくるので、マンネリ防止にこういう回があってよくて、その流れでついでに恋愛面に暗雲をトッピングしてて、一石二鳥な回だなと思った。
6話:感想・レビュー
- 3.8
- 2/21放送分
生と死の境目の回。このドラマのテーマでもある気がするが、失恋という名の、コーヒー屋いわくアオハルから始まって、甘くて生々しい恋愛があって、仲間がいて、親の愛情と、子の愛情と、ついでに友情が芽生えて、星空の下「生と死の境目を今見てるんだ」と言っていたとおり、境目にある色々な輝きが散りばめられていて、これまでの回の集大成に見えたし、最後はサプライズで締めて、圧巻の出来だった。
7話:感想・レビュー
- 3.6
- 2/28放送分
ムロツヨシの大立ち回りとラノベでヒモの回。長井短の『脚放り出し』からコミカルのスイッチが入って、『謎の完全武装』でラノベ作家宅へ行くものの、レストランでの「勝手に決めつけすぎなんだよ」に対応するのか、拍子抜けする結末になったり、そこでも『謎の推し論』でコミカルさを発揮し、コミカル軸の丁度いいとこにプロットできたのが大きかった。あとは、大立ち回りで、味方ばかりな鈴に対して、味方は娘だけなムロという、コントラストがあって、ラストの涙は『ここ』に居れなかったムロを思うところもあるはずで、コミカルからの落差もあったし、味わい深かった。春の嫁が「すいません、この人なんか変なんです」と言っていたのが、完全に『変なおじさん』へのフリだったので笑った。
8話:感想・レビュー
- 3.6
- 3/7放送分
捨てるけど迎えにくる回。橋の上で「傷つけようとか殺そうとか、そういう感じじゃない」みたいに言っていたが、レンガ投げ込んでるしな、と思った。冒頭の方のコミカルは、いつになく威力不足だったが、ラスト前に、ベンチでの鈴の謎の自爆により、コミカルさを盛り上げられたので、ラストとのコントラストは十分だった。ラストはいいシーンだったのだが、二人がかりなのに、ムロツヨシを取り押さえられないのが、説得力不足というか、ムロ強すぎと思って、コント感が少し出ていたのと、風が強すぎて、髪が気になりすぎた。
最終話:感想・レビュー
- 3.4
- 3/14放送分
遺品整理士にとってやりがいのある家の最終回。元自宅の最後のシーンは、感動的な一幕なのだが、気持ちが追いつかなかった。その後は、恋から愛に変わり、キスシーン多めだったが、インフレ気味というか、むしろキスじゃない表現の方が、二人の関係性の深さに合っている気がして、ややしっくりこなかった。終盤は、終わりがあれば始まりもあって、シールとジャンプに愛を感じ、なんなら次クールへの愛も感じる最終回だった。