ドラマ『invert 城塚翡翠 倒叙集』各話の感想・レビューと採点

• 3.4
• 11/20放送分

輪染みの一部が欠けて"C"みたくなる回。タイトルから霊媒が消えたとおり、"霊感なんてウソさ"という前提で、こちらが翡翠と真の本来の姿なんですね、という、ある意味主役のキャラもひっくり返ったというか、前のがひっくり返ってたというか。FFXのあとにX-Ⅱをやったような感覚だった。小芝風花を起用していた意味がやっと出てきて、伸び伸びやってるなあと思った。

• 3.2
• 12/4放送分

小学校の元校務員が転落事故の回。自白を引き出した決定的な証拠は、そんなに決定的ではないような気がして、あの子が放課後に教室でフライングお遊びをしていたとして、「校務員がその教室を物色したときにそうなったんじゃないですか？」って言えば、逃げ切れる気がするし、アリバイ崩しは想像でしかないし、それまでの証拠と対して変わらない威力しかない気がしてモヤモヤした。

• 3.4
• 12/11放送分

高校生を誘惑して事件解決の回。これまでの倒叙とは違って、やや1回転半のひねりを入れたみたいになっていて、ただの倒叙だとハンマーカンマーになっちゃうので、こういうのはありだなと思った。倒叙集になってからややコミカル色が強いのだが、事件と同居するのは難しい気がして、でもコミカルなところは見たいので、メリハリが必要なのかなと思った。

• 3.4
• 12/18放送分

警察OBの手ごわい相手の回。こういうミステリーを二回に分けるときは、今回のような前編は、後編に向けて敵の手強さを強調したり、翡翠たちに危険が及ぶサスペンス感を煽ったりして、次回につなげつつ、謎は残したままにしないとダメだから、前編だけで楽しめるようにするのは、なかなかの無理ゲーな気がした。分かんないけど、もう少し煽ってもよかったのかなと思った。

• 3.4
• 12/25放送分

上から圧力がかかる最終回。城塚翡翠だなという終わり方で、らしさが出た最終回だったし、シスコン野郎を久々に見れてよかったのだが、血は？仕込んだの？とか納得感は少な目だった。真ちゃんが怒るのは当然だし、共感ポイントでもあるので、もう少し長めにとって掘り下げたものを観たかった気はした。