ドラマ『石子と羽男 ーそんなコトで訴えます?ー』各話の感想・レビューと採点

• 3.2
• 7/15放送分

大庭の電気窃盗とハラスメント関連の回。石子と羽男のかけ合いが、いきなり始まってしまったのは、違和感があって、まずはせめて石子の現状から、少し描いてからじゃないと、というのと、初対面なんだから、最初は探り探りでいってくれないと、と思って、なんでいきなり？ってなった。

• 3.2
• 7/22放送分

ゲーム課金と親ガチャと未成年の回。親子愛みたいなとこに着地して、どうにかしようとしていたが、あんな周到な小学生いないし、という拒絶反応が出た。石子と羽男のかけ合いは未完成に見えて、バイト含めて調和するのは少し先になりそうな、ちょっと不安な出来上がりだった。

• 3.4
• 7/29放送分

ファスト映画の何が悪いの回。石子と羽男のかけ合いが、前回までより力が抜けたのか、多少、テンポよく自然になった印象があって、なんとなく明るい未来が見えた。冒頭の映画泥棒で心を掴まれ、かけ合いのコミカルさや、恋愛関係を匂わせることにも成功して、いい回だったが、乖離してきているサブタイトルは謎だった。

• 3.4
• 8/5放送分

電動キックボードで当て逃げしたのかしてないのかの回。被害者的には、少額の示談か、あるいは訴えを取り下げた方が、都合が良かったのでは？という気はしたが、分かりにくい誘い方とか、姉のひねくれたキャラクターなど、楽しめるところはあった。商店の監視カメラを、なんかありそうに映していたが、何の意味があったのか不明だった。

• 3.4
• 8/12放送分

隣の家の木に侵食される回。民法上は、はみ出てきた『枝葉』を勝手に伐ったらだめだが、なぜか『根っこ』はよくて、法改正で『枝葉』も伐ってよしになるかも、という現状らしいのだが、個人的には、歩道にはみ出てる枝葉も、歩行者が勝手に伐ってよいことにして欲しいなと、ドラマに関係ないが思った。ドラマ的には、羽男の優しさは、そうなんだろうなと、予想が付きながら観ていたが、ばらし方が感情を伴っていたのは予想外だった。バイトがカイロを買ってたのは、病状を聞く前に買ってたことになるので、エスパーなの？間違えてるけど、と思った。

• 3.4
• 8/19放送分

幽霊が出る部屋から出ていきたい回。手紙の出し主とか、不動産会社のやり口とかは判明したが、幻覚・幻聴はそれで片付けていいのか？とか、奥さんだけダメで、旦那と子供と前の住民は大丈夫なの？とか、腑に落ちないところはあった。石子とバイトの関係も腑に落ちなかった。

• 3.4
• 8/26放送分

家出少女の事故と石子のトラウマの回。いつもの依頼からの流れで、石子の過去に自然とつながっていて、他にも二つの依頼が合流したりとか、脚本の良さを感じた回だったが、SDカードの入手経緯がちょっと強引で、すんなりと行き過ぎな感じがしたのは残念だった。

• 3.4
• 9/2放送分

グルメレビューサイトに店の情報が載って迷惑な回。ある意味、身内の問題なんじゃ？と思うし、サイト側が悪者にされ過ぎてて、そっち側はいいのか？という気がした。すべてが明らかになったら、主人公サイドが炎上するような気もして、スッキリ感はなかった。

• 3.4
• 9/9放送分

私がやったって言いましたの回。最終回を前に、大きな事件の入口くらいは入って、やることはやった感があり、さあ後は最終回、という状態になったのはよかった。黙秘については、ドラマだからあれだけど、初動捜査をかく乱して、真犯人を逃す結果になってるので、もっと反省しないとダメじゃないかという気がした。

• 3.4
• 9/16放送分

不動産詐欺の解決編で最終回。いまいち最終回な気がしないというか、事件で時間をほとんど費やし、石子と羽男の関係性については、普段通りか、それ以下の時間しかとれず、かなりいい感じなのに、恋愛に発展しないというか、結局いままでどおりで終わって、消化不良気味だった。最後の追い詰め方は、法の専門家ではない、民衆に裁きを委ねちゃってるし、裁きというか復讐に近い気がして、弁護士的にはどうなんだ？という気もした。