ドラマ『イチケイのカラス』各話の感想・レビューと採点
各話の感想・レビューと採点
1話:感想・レビュー
- 3.6
- 4/5放送分
議員秘書の息子が起こした傷害事件と父の真実について合議制で裁判する回。ここ最近はシリーズ物ばかりで新鮮さに欠けていたから、本来の月9を久々に見た気がした。主要人物の三人は演技的に安定しているし、安定しない演技経験の少ない人は、それほど出番がないから、結果としてすごく安定したドラマになっている印象だった。1話目とは思えない完成度だったし、編集含めテンポが良かったし、音楽も良かったが、結末からすると運転手の証言は腑に落ちなかった。
ランキング情報
- どみじなランキング
- 75位
- 偏差値
- 60.4
- クールランキング
- 7位
- どみじなスコア
- 3.401
- どみじなドラマ賞
- 作品賞
- 俳優賞
採点グラフ
ドラマ情報
- ジャンル
- 法律ドラマ
- 放送開始
- 2021/4
- 放送系列
- フジテレビ
- 放送時刻
- 月曜 21:00
- 主な出演
- 竹野内豊
- 黒木華
- 小日向文世
- 新田真剣佑
- 山崎育三郎
- 升毅
- 中村梅雀
- 桜井ユキ
- 草刈民代
2話:感想・レビュー
- 3.4
- 4/12放送分
事務総長の息子が判決を下した幼児虐待裁判が何故か差し戻されてくる回。面白かったのだが、演出がコミカル寄りの一辺倒になってしまっていて、一話完結なのもあるが、早くもマンネリ感があった。同じ法曹系なので、どうしても比較対象になってしまう『HERO』と比べると、あっちはコミカル寄りとはいえ、キムタクの一言でピリッと引き締まる場面があった気がするので、演出的にメリハリがあったと思うし、今にして思えばマンネリ防止にもなっていた気がした。
3話:感想・レビュー
- 3.4
- 4/19放送分
ガラス工房の職人が遺体を焼却処分した回。今回は小日向さんが多少の緊張感を振りまいていたので、マンネリ感は少な目だったものの、『職権発動して捜査して新事実が見つかって法廷でウェット気味になる』という構造的なものは毎回同じなので、飽きは早くくる気がした。
4話:感想・レビュー
- 3.4
- 4/26放送分
現金バラ撒き少年犯罪について合議制の回。今回は坂間が裁判長だったので、新鮮さがあったが、『誰かを庇う事件』が多すぎる気がした。冒頭だけだったが、永野芽郁とかエンケンが見れてお得感はあった。
5話:感想・レビュー
- 3.4
- 5/3放送分
食い逃げ事件とバレエ団トレーナー障害事件を併合審理する回。草刈民代が「バレエのこと詳しくない」って言うから、時空が歪むような感覚を覚えつつも、併合審理という司法上の隠し玉を披露してくれたので楽しめた。でも時期が時期だけに、法廷が密だなあと思いつつ、「感染症対策のため、傍聴席は制限します」くらい言ってくれた方が、今の時期は逆にリアルというか、撮影現場のリスク管理的にもいいのではと思った。まあ、傍聴席側はほぼ喋ってないから、影響ないのかもしれないが。
6話:感想・レビュー
- 3.6
- 5/10放送分
十二年前の重要参考人が窃盗被害でバカリズムがポリシーを語る回。序盤にバカリズムが『独特な怖さ』を発揮したおかげか、緊張感のベールが全体に薄くかかって、中盤の捜査の説得力が増したし、途中の梅雀コミカルで落差ができて反動をつけ、上からの圧力と十二年前の事件に上手く繋いで、小芝居コミカルでも反動をつけて、入間との見応えのある対峙のクライマックスに向けて、勢いよくフライバイみたいな、バカリズムきっかけの、これもまた"バタフライ効果"かなと思った。
7話:感想・レビュー
- 3.4
- 5/17放送分
十二年前のケリをつけるために再審請求の回。なんか結構トントン拍子に、時間を使わずに進んで、話のテンポが良かったと言えば良かったのだが、初回からためにためてきた話なので、もう少し大事に処理して欲しい気がした。今回は中ボスで、まだラスボスが控えているんだろうけど、次回はスケールダウンして万引き犯の話みたいなので、なんか不安になった。
8話:感想・レビュー
- 3.4
- 5/24放送分
万引きをチクられたのは事実だけど逆恨みなんてしてませんの回。まさかの梅雀回というか書記官回だったが、そうきたかと思った。前回で複線のでかいヤマが終わって、手持ちの伏線が空っぽになったので、どうなるか心配していたが杞憂だった。まだまだキャラクター面で引き出せるものがあるんだなと思ったし、たぶん現場も和気あいあいなんだろうなと思った。
9話:感想・レビュー
- 3.4
- 5/31放送分
家政婦がやった事件の裁判員裁判と坂間にストーカーの回。そういえば"裁判員制度がらみ"をやっていなかったなと思ったし、どこかの回でやるのが自然だと思うし、それが今回だったのだが、マンネリ防止の観点から、今回くらいのクール後半に持ってくるのはいいタイミングだなと思った。"少し過去の法廷"と"今の会議室"を行ったり来たりして見づらいところはあった。被告人の心変わりは、鍵とやらが弱いように感じた。
10話:感想・レビュー
- 3.2
- 6/7放送分
名前が分からない被告人が傷害事件の回。青山弁護士が名前を言いたがらない理由が、家庭の事情だったりしたので、だめじゃない?と思ったし、そんなことをする人じゃない気もするので、腑に落ちなかった。板尾創路と少年の関係も、取って付けたような感じというか、出来すぎ感が否めなかった。
最終話:感想・レビュー
- 3.4
- 6/14放送分
巨悪の闇に斬りこむ最終回。時間延長しすぎて間延びしたからか、「いつもどおりいく」と言ってる割に、いつものみちおじゃなかったせいか、思ったよりは楽しめなかった。みちおの処遇も、裁判の判決を新たに作り出すのも、やや違和感があったし、他にも小さな違和感が積み重なって乗れなかった。