ドラマ『風間公親 -教場0-』各話の感想・レビューと採点
各話の感想・レビューと採点
1話:感想・レビュー
- 3.4
- 4/10放送分
赤楚衛二の胃が痛い回。いや教えろよとか、ヒント少ねーとか、いや置いてくなやとか思ったが、厳しい雰囲気と、なぜそこまでするかの謎があるので、バランスが取れて、一応は安定しているように見えた。まだ初回だからあれだが、厳しさを越えてくる、旨み成分があるのかないのか、まだ判断できなかった。
ランキング情報
- どみじなランキング
- 61位
- 偏差値
- 60.8
- クールランキング
- 3位
- どみじなスコア
- 3.417
- どみじなドラマ賞
- 銀鮪賞
- 俳優賞
- 場面賞
- 主題歌賞
採点グラフ
ドラマ情報
- ジャンル
- 刑事ドラマ(その他)
- 放送開始
- 2023/4
- 放送系列
- フジテレビ
- 放送時刻
- 月曜 21:00
- 主な出演
- 木村拓哉
- 堀田真由
- 濵田崇裕
- 結木滉星
- 赤楚衛二
- 新垣結衣
- 北村匠海
- 白石麻衣
- 染谷将太
- 小林薫
- 小日向文世
- 坂口憲二
- 森山未來
- 濱田岳
2話:感想・レビュー
- 3.4
- 4/17放送分
瓜原が晴れて卒業する回。あの風間ですら気にかける胃の痛みは、母親のところに行って、ヒントをもらう役割は果たしたが、「痛いと思っているところは別」みたいな、フラグが立ちそうなことを言うので、変なサスペンス感を引きずって、しかも何も触れずに終わったので、消化不良気味だったが、狙ったのかは別として、重厚な雰囲気の足しにはなっていた。
3話:感想・レビュー
- 3.4
- 4/24放送分
新垣結衣が登場する回。指導される新人刑事が、どうやら二話ずつ交代で、10話持たせるっぽい雰囲気だが、バイキングまたは日替わりランチ的な、バリエーションの面でメリットがあると思うが、積み重ねの面でのデメリットも少し感じた。犯人が最後に自白っぽくなっていたが、待機どうこうは関係なく、どっちにしても、ほのめかすメリットがないので違和感があった。
4話:感想・レビュー
- 3.4
- 5/1放送分
虐待が気にならないのかの回。事件の謎だけでなく、刑事@新垣結衣の謎というか、重めの悩みがあって、ただの刑事ドラマではない、コクみたいなのがあって、見応えはあった。演出で、厳しさや謎解きの爽快感や愛情など、醸し出せていたと思うが、そんな熱いなら自分も暑いから遠ざかる気がするのと、そもそも、それがイコール犯人なのかという気もして、納得感は控え目だった。教官との握手のくだりは、私にはその資格がないのであります、ということなんだろうけど、ただ単にしたくなかったように見えて、風間かわいそう、と思った。
5話:感想・レビュー
- 3.4
- 5/8放送分
花を愛する新人刑事と不純物の回。刑事@北村匠海が優秀だったので、安心して観ていられるというか、特に刑事@赤楚衛二のときは、ボコボコにされていたので、それに比べると、事件に集中できる回だった。事件の方は、犯人の動機というか、犯行が短絡すぎて、岩があったからお亡くなりになったものの、通常はケガするだけだろうし、そこまでアホなのかと、ある意味衝撃的だったが、卒論の浅はかさに通じる部分もあって、説得力をアシストする効果もあった。
6話:感想・レビュー
- 3.6
- 5/15放送分
画家の原風景と千枚通しの回。原作を知らないので、どういうテイストなのか分からないが、ラストが衝撃的だった。イベントとしては、原作からあるんだろうけど、今回に限らず、厳しさが一貫してあって、細かいところで、君塚良一の仕業も少なからずある気がして、その脚本が備える厳しさを、見事に演出し、いい意味で救いのない映像を見せてもらった。
7話:感想・レビュー
- 3.4
- 5/22放送分
舞台女優は欲張りな回。血液が足りませんとか言ってたが、一夜明けてだと思うので、そんなに出血してたらあれだし、それでも生きている遠野はバケモノだなと思った。事件的には、警察を呼ぼうとしたタイミングで、まずいと思うはずで、そのまま継続しているのは違和感があった。
8話:感想・レビュー
- 3.4
- 5/29放送分
ヒモがヒモだけに犯人とつながっている回。風間が絶賛するほど、男女関係の勘が鋭いはずなのに、自分の男には勘が働かないのか、あんだけ一緒にいて何も気付かないのは、腑に落ちなかった。なんとなくだけど。ラストで染谷将太が悪態をついていて、お偉いさんにツッコまれていたのがツボだった。なんとなくだけど。そういえば、『誰も守ってくれない』という映画で、「背筋が凍るぜ」を多用していたが、今回は「なんとなくだけど」を流行らせたかったのかな、とか思った。なんとなくだけど。
9話:感想・レビュー
- 3.4
- 6/5放送分
中込というスクラップの再生工場の回。染谷将太の演技はスケールがデカくて、中込兼児というキャラクターを、活き活きとした強烈な表現で体現していたので、見ていて楽しかった。事件の方は、目撃者とやらに、なるほどねとは思ったが、冷静に考えると、傷口的に確率が低すぎる気がしたものの、染谷将太の説得力と、比較的サラッと流して、考えさせなかったのが、功を奏したように見えた。
10話:感想・レビュー
- 3.4
- 6/12放送分
認知症を使ったトリックの回。事件的には、うまくいく気がしない犯行計画で、上手くいけばいいや、くらいに考えていたのかもしれないが、電話をした時点で、魚を焼いているとは限らないので、せめてそれを確認してから、冷蔵庫の件を言って欲しかった。終盤はガラリと変わって、引っ張ってきた件の結末があって、ここまで引っ張って、そうするんだという、君塚良一の仕業もあるのか分からないが、厳しさが印象的だった。幸葉の風間に対する伝え方も印象的で、言葉にならない無念の表現で、文字通り暴力に訴えるという、その後の公親のブルーライトカット眼鏡みたいになっているところも含めて、ベタだけど洗練されているような演出がよかった。
最終話:感想・レビュー
- 3.4
- 6/19放送分
盲目の大学教授の事件で最終回。教授の方は、なんとも悲しい結末なのだが、犯行の前に、証拠を揃えて離婚させるとか、警察を巻き込むとか、色々出来る気がして、犯行が第一選択ではないと思うので、納得感がやや損なわれた。視覚を奪われたから感覚が鋭い、とか言っていたが、いえ、視覚のある第一話から感覚が鋭いです、と思った。手でなぞるのは、言った方が早いし伝わるので、あざとかった。十崎の件は、物足りなさはあるものの、次のシーズンか、何なら劇場版に繋げたい思惑があるのかなと思いつつ、そのへんの物足りなさは、長めのエンディングが良かったので、補えてはいた。