ドラマ『警視庁アウトサイダー』各話の感想・レビューと採点
各話の感想・レビューと採点
1話:感想・レビュー
- 2.8
- 1/5放送分
マル暴から所轄に異動してプロレスする回。シリアスベースなのはいいとして、プロレスとかマスコットとか血を見てのとことか、コミカルなところがコミカルとして認識できないというか、ああコミカルかと、後になって地味にわかるので、なんかスベッた感じに見えた。原作にセリフがないから仕方ないのかもしれないが、誰かツッコミ用のセリフを言うとか、愉快な音楽つけてみるとか、なんかしてあげないと公開処刑でしかない気がした。
ランキング情報
- どみじなランキング
- 144位
- 偏差値
- 57.9
- クールランキング
- 12位
- どみじなスコア
- 3.317
- どみじなドラマ賞
- 俳優賞
採点グラフ
ドラマ情報
- ジャンル
- 刑事ドラマ(一般)
- 放送開始
- 2023/1
- 放送系列
- テレビ朝日
- 放送時刻
- 木曜 21:00
- 主な出演
- 西島秀俊
- 濱田岳
- 上白石萌歌
- 優香
- 斎藤工
- 片岡愛之助
- 石田ひかり
- 長濱ねる
- 野波麻帆
- 福士誠治
- 柳葉敏郎
2話:感想・レビュー
- 3.2
- 1/12放送分
パリピと低層といけ好かない回。前回と違って、上白石萌歌の参加によって、彼女のターンが増えた分テンポが増して、スピード感が出てきたのはよかったが、出しすぎて事件が軽く見えてしまった感じはした。水木の成り立ちが、他二名と違い、脱力感のある軽い感じなので、ボケという役回りが自然だし、スベッた感じになりにくかった。冒頭のコミカルシーンでは、音楽つけてたし、カメラワークも工夫してて、演出面での改善が見られたいいシーンだった。
3話:感想・レビュー
- 3.4
- 1/19放送分
シングルマザーが小さな子供を置いて謎の失踪の回。「少しずつずれるな」のくだりは、きちんとコミカルになっていて愉快だった。テンポは速く、蓮見の過去発覚などの大事なシーンもスピードに飲み込まれて、印象が薄くなってしまっているというか、エア電話あたりを除いて一本調子だったというか、研修などで「ボリュームがあるから駆け足で説明しちゃいますね」的なところがあった気がした。
4話:感想・レビュー
- 3.4
- 1/26放送分
敵の敵は味方の回。西島秀俊と濱田岳のシリアス路線と上白石萌歌のコミカル路線にまとまりが出てきて、調和がとれつつそれぞれの方向に引っ張って、三角形の面積が広がってきたような印象があった。終盤はじっくりと名優の演技を堪能できてよかったが、話的には、どの面下げて今まで的なのはあった。
5話:感想・レビュー
- 3.2
- 2/2放送分
ウサインボルトといつでも言ってくれの回。襲撃の件は自供してるのに逮捕しなくていいのか?という違和感がありつつ、今回も駆け足でスピード感があるといえばあるのだが、余韻とか感情が生まれる前に次行っちゃうところがあって、脚本の量がたぶん多すぎるのかなと思った。コミカル要素は魅力的ではあるが、不発も多々あり、削るとしたらコミカル要素かなと思った。
6話:感想・レビュー
- 3.4
- 2/9放送分
アクリルキーホルダーと転落事故の回。コミカル要素がいつもより控え目で、本線の捜査に集中させてくれて、元々あった話のよさが際立った回だった。とはいえ、今回は二手に別れて別の事件の捜査で、それに絡んで元々の事件も裏で走っていて、登場人物おおすぎ、話広げすぎな気がした。そういう頭を使うところはこのドラマのよいところでもあるが、本なら自分のペースで読めるけど、ドラマでしかも詰め込み気味だから、スパルタかなと思った。週一よりは一気見の方が、そういう負担が軽減されて楽しめるだろうなと思った。
7話:感想・レビュー
- 3.4
- 2/16放送分
殴る蹴るの暴行を受ける回。「えっって言うな」がしつこくて、コミカルなシーンでやるならいいのだが、刑務所の面会でやるのは違うというか、ひいた。かなりシリアスなシーンであるべきだし、なんなら重苦しい音楽つけるとか、象徴的なシーンなので大事に扱って欲しかった。話自体は上層部が見えてきたし、佳境に入った感があって楽しめた。
8話:感想・レビュー
- 3.4
- 2/23放送分
上層部が本気を出してくる回。入院中のママみたいなのが、「この声」みたいになっていたが、これまで聞いてこなかったのは不自然な気がしたのと、当麻は被害者を愛していて、真犯人を知っているのに、なぜそっちに殺意を持たないのか解せないのと、蓮見父が警察官のクセに、凶器のナイフを掴んで指紋をつける意味が分からないのと、長野の被害者女性の息子が、母との想い出タップリなクセに、事件に無関心すぎるのと、シン・エースが急に塩対応になるのが、父母を想ったとしてもなんか違う気がするのとか、事件の全貌が明らかになるにつれ、色々と不整合な気がしてきた。冒頭の蓮見の歴史ツッコミや、事件が分かりにくいのを自覚したのか、シン・エースによる事件の整理があったのはよかった。
最終話:感想・レビュー
- 3.4
- 3/2放送分
10年前の事件の真相が分かる最終回。カレー見て『美味そうゴクリ』とか、「何か力に~」を輪唱したりと、頑張ってコミカル要素を入れていたが、客観的に見てもスベッてたので、やるなら、シリアスのベールを突き破る程度には、やり切って欲しかったなと思った。その点、終盤の優香は格が違って、バカ殿に鍛えられたコメディ力は間違いなかった。桜田門口など、ベタだけど、熱くなるのが約束されたシチュエーションがあって、演技的な見せ場も用意され、見応えがあった。