ドラマ『魔法のリノベ』各話の感想・レビューと採点

各話の感想・レビューと採点

1話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 7/18放送分

人間関係でやらかして"まるふく工務店"に行き着く回。初回から、波瑠と間宮祥太朗のかけ合いが良かったし、遠藤憲一のコミカルさと、原田泰造の闇を引き出せていたが、やっぱりこの監督らしい『カットのパッチワーク』があって、さほど重要じゃないシーンなら気分転換にいいと思うが、小梅の辞めた理由らしきシーンとか、エンディングの一番見たいビフォーアフターなど、話的に重要なところまでパッチワークし出したので、見づらいなと思った。

ランキング情報

どみじなランキング
38位
偏差値
61.9
クールランキング
1位
どみじなスコア
3.452
どみじなドラマ賞
金鮪賞
最優秀男女優賞
俳優賞
場面賞
主題歌賞

採点グラフ

ドラマ情報

ジャンル
お仕事ドラマ(一般)
放送開始
2022/7
放送系列
フジテレビ
放送時刻
月曜 22:00
主な出演
波瑠
間宮祥太朗
吉野北人
金子大地
遠藤憲一
近藤芳正
本多力
原田泰造
SUMIRE
YOU

2話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 7/25放送分

夫婦別寝と夫婦愛の回。話は無難に面白いし、間宮祥太朗の"わび"のシーンなど、フリとオチが教科書どおりというか、キッチリと仕上がっていたし、前クールにヤンキーをしていたとは思えないほど、コミカル芸が細かかった。パッチワークは相変わらず見にくいというか、移動のシーンに使っても、意味のないシーンに印象付けしてしまうので、デメリットが大きい気がして、やるなら、社内の脇役のどうでもいい会話をダイジェストにするためとか、その辺の戦略性が欲しかった。

3話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 8/1放送分

心理的瑕疵物件をリノベしたい回。玄之介の心の声が多かった気がするが、どれも秀逸で、「チョー怖ぇじゃん」とか、心がこもり過ぎていて笑ったし、ナレーションとか声優とかもいけちゃう、声の演技力が頼もしかった。久保寺が改心していたのは、きっかけが弱いような気がした。

4話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 8/8放送分

風水的にあれだからリノベ工事が中断する回。最後の鉢合わせは、「したたか」と言って感心しているのが少し違和感があって、激怒とはいかなくても、少し怒り気味な方が自然というか、あるいは諦めたような感じで呆れるとかなら、しっくりきたかなと思った。「したたか」というセリフ自体も少し曖昧というか、違うけど、彼氏を見せびらかすために、わざと鉢合わせみたいな線も出てきてしまう気がして、それ以外が良かっただけに、あのシーンだけはしっくりこなかった。

5話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 8/15放送分

泥棒に入られがちな家の防犯リフォームの回。またしてもカットのパッチワークが多くて見づらかったが、『魔法と言わせてやるよほらほら』みたいなのとか、ほっこりするシーンは多かった。落合モトキは嫌な奴をしっかりこなして、"発達障害妻の優しい夫"役から落差があったし、普通にムカついたので、いい役者さんだなと思った。

6話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 8/22放送分

間取りにこだわるマドリストの回。リノベに詳しくて説明することがあまりない客の割には、フルリノベを考慮していないのは、なんか違和感があった。小梅の友人と竜之介の四角関係は、恋愛刺激策としていいのだが、玄之介がまた登場してイラっとするのと、泰造がなんかやり出したので、カオスが盛り沢山すぎてゴチャゴチャしていた気はした。

7話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 8/29放送分

真行寺家の魔物と二世帯住宅の回。相変わらずパッチワークが多くて見づらかったが、最後の団らんのとこだけは自然でよかった。恋愛要素と親和性の高い、"実家"と"結婚式"という柱が2つあって、恋愛要素と、泰造の悪巧みと、まるふくのいつもの家族感が、バランス良く詰まっていて、実家の面々の賑やかさ、特に相島一之がいい仕事をしていたので、玄之介の出番が少な目でも、影響を回避できていた。

8話:感想・レビュー

  • 3.6
  • 9/5放送分

七話目の裏の回。先週の予告を見た感じでは、同じ映像や話が使われたりして、あまり楽しめないかなと思っていたが杞憂だった。リノベの話は控え目に、二人の恋愛の話に重心があって、カットのパッチワークがほぼ無かったおかげで、間宮祥太朗と波瑠が作り出す空気感をじっくりと楽しめたし、終盤の屋台での空気感はかなり良かった。ミコトとの英語での攻防も愉快だった。

9話:感想・レビュー

  • 3.6
  • 9/12放送分

グレートマミー家のパンドラの箱を開ける回。最近は、一話完結の話と、各話継続の話の比率がよく、恋愛や泰造の話が多くなってきて、最終回まで観る意味が出て来るし、多少強引ながら、結局は恋愛の話に収束しそうだし、話の流れがキレイになりそうな印象があった。比較的ほのぼのした中での、終盤の落差がほど良く、何かあることをほのめかしているので、話都合による無謀さが、かなり緩和されてキレイにまとまっていた。

最終話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 9/19放送分

ただいまの最終回。恋愛方面もマルフク方面もラスボス的にも、平和な終わり方で、視聴者みんなが80点以上に感じるような、トヨタ的な最終回であって、逆にいうと尖ったところがなく、もう少し刺激が欲しい気はした。泰造の会社での隠し撮りは、それでどうなったのか全く不明で、予想はつくものの想像でしかなく、捨て台詞が意味不明なため、方向性が示されていなく、行間にすらなっていなくて、そのあとのマルフクでの一幕も含めて、処理の雑さが気になった。