ドラマ『未来への10カウント』各話の感想・レビューと採点

各話の感想・レビューと採点

1話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 4/14放送分

恩師がうるさいので母校の臨時コーチを渋々引き受ける回。序盤に生徒が「殴り合って何が楽しいんだろうな」みたいなことを言っていたが、これから起こることの、逆の暗示というか、フリというか、フラグというか、効果的なセリフだなと思った。チンピラに、「俺は打たない」って言ってる割に、脇腹クリーンヒットだったりするのは、説得力がなかった。

ランキング情報

どみじなランキング
43位
偏差値
61.6
クールランキング
3位
どみじなスコア
3.443
どみじなドラマ賞
銀鮪賞
俳優賞
場面賞

採点グラフ

ドラマ情報

ジャンル
ヒューマンドラマ(一般)
放送開始
2022/4
放送系列
テレビ朝日
放送時刻
木曜 21:00
主な出演
木村拓哉
満島ひかり
山田杏奈
髙橋海人
坂東龍汰
村上虹郎
内田有紀
安田顕
生瀬勝久
柄本明
滝沢カレン
佐久本宝
吉柳咲良
八嶋智人
富田靖子
市毛良枝

2話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 4/21放送分

焼き鳥だけに食いついた回。キムタクは、何をやってもキムタクと言われて久しいが、このドラマに関しては、そんな風ではなく、人生あきらめたオッサン感や、元ボクサーの強さを隠し持った感じが、よく出ていて説得力があった。主演がそういう役柄だと、陰鬱とした雰囲気になりがちだが、満島ひかりが、シーソーの反対側の明るさ担当にいて、ちょうどいい重さでバランスを保ち、観る方としても助かるなと思った。

3話:感想・レビュー

  • 3.6
  • 4/28放送分

水野のボクシングを始めた理由の回。ストーリー的に、主人公が前を向いて、ヒーローとして成立する流れになってきたおかげで、キムタクである意味が、とても出てきた。今のキムタクに求めていたのは、これというか。昔みたいに、常識に盾突くヒーローではなく、泥臭い人生経験からくる、説得型ロートルヒーローというか。いわゆるヒーロー感を出しすぎない、バランス感覚が秀逸だった。ただ、カットが少し遠目に撮るものばかりで、もう少し変化が欲しいかなと思った。

4話:感想・レビュー

  • 3.6
  • 5/5放送分

伊庭の晴れ舞台の回。甲斐の教えだったり、ケンカの理由だったり、この回だけでキレイに収束して、話のまとまりが良かった。最後はコミカル要素があり、桐沢の経験してきた背景や、伊庭とのボクシングの真剣さ、などからコミカルになりきらず、シュールな映像だったが、安易に軽くせず、重さを残したのは正解だと思った。

5話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 5/12放送分

コーチをクビになって江戸川失踪事件の回。インターハイ予選がひと段落して、繋ぎ的な回だったのに加え、今までの前向きな桐沢から、初回の後ろ向き桐沢に戻ったところもあって、いつもの爽快感がなく、少し物足りなかった。桐沢の成長という面では、地味だが、有意義な話だったので、クール後半に効いてくる気はした。

6話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 5/19放送分

亡き妻のそっくりさん登場と練習試合選考会の回。校長の言動が、いまいちしっくりこないというか、前々回の予選でボクシング魂に火が付いたのかもしれないが、その割に、前回始めに桐沢を干してるし、京明に追いつくのがかなり難しいことは、OGなら分かっているはずなのに、「1年で」とか言ってたし、練習を観ていたから、熱い想いはありそうだが、それはボクシングに対してなのか、実は桐沢に対してなのか、それとも、父への当てつけなのか、食卓で「複雑だ」って言ってたし、こじれてるんだろうし、今後のエピソードで掘り下げるのかもしれないが、現時点では違和感があった。

7話:感想・レビュー

  • 3.2
  • 5/26放送分

桃介がやらかしてくれる回。簡単に言うなとか、言葉の重み、影響力とか、許す許さないとか、メッセージ性を感じる回だったのだが、いかんせん、桃介が真相を話さない動機がないというか、話した方が、ボクシングを続けられる可能性が高い訳で、別に隠さないで、話せばいいじゃんと思ってしまい、いまいち乗り切れなかった。

8話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 6/2放送分

焼き鳥と約束と動脈瘤の回。焼き鳥屋の件は、桐沢にとっては大事なことなんだろうけど、これまで、焼き鳥に対する熱い想い、みたいなのは描かれてこなかったので、妻とリンクした大切なもの、と予想はできるが、散々描いてきたボクシング部と、天秤にかけるのは違和感があるというか、そんな悩む?と思った。

最終話:感想・レビュー

  • 3.6
  • 6/9放送分

インターハイ予選が始まる最終回。予選のシーンは、時間がそれほどない中、現実的な結果と、妥当な時間配分と、多少の運の良さを詰め込んでいて、『またかい』というのはあったが、いいシーンだなと思った。桐沢のワンオペ三刀流は、「もう二度と見せない」と言っていたのが、精神論すぎて、少し違和感があった。