ドラマ『ミステリと言う勿れ』各話の感想・レビューと採点
各話の感想・レビューと採点
1話:感想・レビュー
- 3.6
- 1/10放送分
久能が犯人だと疑われてご同行願われる回。たぶん原作の時点で面白いんだろうし、それを上手く映像化できているというか、菅田将暉には説得力があるし、演出は自然な感じで邪魔しないし、次回への期待感があったのは、この枠では久々な気がした。整(ととのう)の名前を笑っていたが、風呂光の方がヘンじゃないかと思った。
ランキング情報
- どみじなランキング
- 35位
- 偏差値
- 62.0
- クールランキング
- 3位
- どみじなスコア
- 3.457
- どみじなドラマ賞
- 銀鮪賞
- 俳優賞
- 場面賞
- 主題歌賞
採点グラフ
ドラマ情報
- ジャンル
- ミステリードラマ(事件以外)
- 放送開始
- 2022/1
- 放送系列
- フジテレビ
- 放送時刻
- 月曜 21:00
- 主な出演
- 菅田将暉
- 伊藤沙莉
- 尾上松也
- 筒井道隆
- 永山瑛太
- 門脇麦
- 鈴木浩介
2話:感想・レビュー
- 3.4
- 1/17放送分
バスジャックに巻き込まれる回。いじめ問題や不妊治療さんのくだりで、音楽つけて必死に感動を煽っていたが、このドラマの見せ所はそこじゃないと思った。それぞれのくだりにかける時間が短く、泣くには時間が足りないので、無理やり感が強かった。フジ系医療ドラマにありがちな、患者と家族で感動を煽って泣かせとけ、みたいなクセが出ちゃってるのかなと思った。
3話:感想・レビュー
- 3.4
- 1/24放送分
バスジャック後編の回。永山瑛太の演技は、『WATER BOYS』とか『リコカツ』みたいな、動きが多くてクセが強めなキャラの方が、観ていて愉快なので好きだが、こういう静かな役も見応えがあって、いい役者だなと思った。『King Gnu』の楽曲は、繊細でナーバスな印象があるが、このドラマも比較的そうなので、主題歌との親和性が高いと思った。
4話:感想・レビュー
- 3.4
- 1/31放送分
どこに爆弾を仕掛けたんだっけの回。爆弾魔が"仕掛けた場所を忘れる"という、話の展開が秀逸だった。ゲストと主人公のやり取りが、前回もそうだったが、かなりスローペースで、間が多いので、その辺の事務所ゴリ押し若手俳優を使っちゃうと、あの間の長さは、持ちこたえられない気がしてて、前回の永山瑛太といい、今回の柄本佑といい、計算できる実力派をキャスティングしているところに、計画性を感じた。
5話:感想・レビュー
- 3.4
- 2/7放送分
入院して三つの問題と自省録の回。病室でのやり取りは、久能のセリフが少な目で、小日向さんの一人芝居が多かったが、荒々しさが僅かに表出していて、刑事上がりの説得力があったし、ニヤリとするカットは、原作マンガがそうなのかもしれないが、カットの構図と、ニヤリ具合が、これ以上の正解があるんだろうか、と思って印象的だった。
6話:感想・レビュー
- 3.4
- 2/14放送分
桜の木にピンで刺すのはやめて欲しい回。次週あたりに明らかになるのかもしれないが、ライカがあまりにも知りすぎている理由が不明で、放火関係は過去に絡んでいるのかもしれないが、バッグの件なんかは、それでは説明がつかないので、今回までの背景だと、やや共感性に欠ける気がした。
7話:感想・レビュー
- 3.4
- 2/21放送分
カエルと猫とメリークリスマスの回。ライカについてのエピソードが足りな過ぎて、謎なまま終わったのは、良かったのか、ドラマ化にあたって、どうしたかったのか、風呂光が回想で認識していたから、幽霊や妄想説は消えるし、だとしたら「その場から消えるなんてことはありえません」、とか言いそうな主人公の物語と整合性がとれないし、三話しかないので、仕方ないのかもしれないが、要するにライカの扱いが雑な気がした。
8話:感想・レビュー
- 3.4
- 2/28放送分
ミステリーナイトを開催する回。主催者と准教授と友人が個性的で、雰囲気からして説得力があって、登場人物が絞られているのも、話的に効果的で、次回が楽しみな出来だったのだが、『どんな集いだよ』というツッコミは大いにあった。
9話:感想・レビュー
- 3.4
- 3/7放送分
ミステリーナイトはまだ続いている回。話はしっかりしていると思うし、ドラマ自体のクオリティも高いと思うのだが、どこか頭打ち感があって、共感性に限界があるのかなと思った。犯人の心境が理解できないのと、ミステリーナイトという状況も、日常からかけ離れていて、どこか視聴者とリンクできるポイントがあれば、違ったのかなと思った。
10話:感想・レビュー
- 3.6
- 3/14放送分
五円と十円玉の回。以前の回の感想で、ライカの扱いが中途半端で終わった、とか書いたが、今回とても丁寧に描かれていたので、早とちりしてすいません、と思った。ただ、流れ的には、カエルのあとにやればいいような気がして、なんでミステリーナイトを挟んだのか、やや腑に落ちなかった。
11話:感想・レビュー
- 3.6
- 3/21放送分
我路とジュートとお客様体質の回。主人公がほぼ不在だったが、思い切ってるし、よく持たせたなと思った。我路役の永山瑛太と船越英一郎と、猫田刑事役の松本若菜と、なんだかんだ伊藤沙莉が存在感を発揮して、最後の風呂光とか、複雑な心情を一瞬で表現してて、凄みを感じたし、色々と見応えがあった。
最終話:感想・レビュー
- 3.4
- 3/28放送分
絵手紙と父の最終回。絵手紙の話がいい出来で、そこで一旦満足したというか、余韻も感じたかったので、その後の前回続きが、「えーとなんだっけ?」ってなって、話の連続性の無さは、飽きさせない工夫、とかなんだろうけど、弊害がそれなりにあるというか。愛珠の行動は、共感できないというか、マインドコントロール後の行動みたいだから、尚更、共感性に欠けるところでの、視聴者泣き落とし演出が、泣けと言われても泣けないよ、という心境になったというか、作り手側の無茶ぶりに見えた。育ての親と整の、"何かあるサスペンス感"は良かったが、あれだけは絵手紙にする意味が分からないというか、抱えきれなかった、ということなんだろうけど、共感するには行間がありすぎた。劇場版でも作るつもりですか?という終わり方だったが、キレイに完結しても、次の謎があるだろうし、この流れの謎を放置されても、劇場版なのかシーズン2なのか、それが始まった頃には忘れてる自信があった。