ドラマ『泣くな研修医』各話の感想・レビューと採点

• 2.8
• 4/24放送分

研修医は兵隊で伝書鳩でさすまたの回。結果的に、組織的パワハラを肯定する内容な気がして、ドラマとはいえ、観ていて気分のいいものではなかった。そういうのを乗り越えて、一人前の医者になる過程を描きたいんだろうけど、そもそも『乗り越えなくていいもの』だと思った。若い人が観たら吐き気がするんじゃないかと。

• 2.8
• 5/1放送分

救急搬送の子供に何もできない挙句にこっぴどく怒られてへこむ回。一年目に何もできないのは、医者に限ったことではないしなと思いながら観た。「僕たちは何者でもない」みたいな深刻な捉え方をしていたが、せいぜい1～2年のことだからなと思って、いまいち共感できなかった。

• 2.8
• 5/8放送分

高齢で認知症で独居な胃がん患者の積極的治療をしないって言われてモヤモヤする回。認知症とはいえ、治療するかしないかは自治体のケースワーカーとかケアマネージャーとか交えて、本人の意思を確認すべき気がして、医療的にそれしかないなら納得はいくが、そういう説明ではなく「これ以上無理させるのか！」的な趣旨だったので、研修医の意見が甘っちょろいとは言えない展開でモヤモヤした。あと、「研修医として、いや医者として何をすべきか考えて」とアドバイスを受けての行動が、『患者の娘の家庭教師をする』っていうのは、さすがにアホなの？と思った。反抗してやった行動には見えなかったし、それを答えにしたいなら、アドバイスは、「医者として何もできないなら人としてできることを考えて」とかの方がしっくりくると思った。