ドラマ『波よ聞いてくれ』各話の感想・レビューと採点
各話の感想・レビューと採点
1話:感想・レビュー
- 3.6
- 4/21放送分
幸せパン指数がしゃらくせぇ回。初回から楽しかった。店長役のバイきんぐ西村がこんなにハマると思っていなかったのと、小芝風花はさすがだったし、小市慢太郎の放送作家がツボだった。Adoにつなげたり、警官が困っていたりと、コミカルなシーンがレベル高めに成立していて、愉快だった。小芝風花は、観ていて愉快でありがたいのだが、セリフが多いし、怒鳴り気味で声量大き目なので、喉が最終回まで持つのか心配だった。
ランキング情報
- どみじなランキング
- 26位
- 偏差値
- 62.7
- クールランキング
- 2位
- どみじなスコア
- 3.480
- どみじなドラマ賞
- 銀鮪賞
- 俳優賞
- 場面賞
採点グラフ
ドラマ情報
- ジャンル
- お仕事ドラマ(特殊)
- 放送開始
- 2023/4
- 放送系列
- テレビ朝日
- 放送時刻
- 金曜 23:15
- 主な出演
- 小芝風花
- 原菜乃華
- 北村一輝
- 片寄涼太
- 中村ゆりか
- 平野綾
- 小市慢太郎
- 西村瑞樹
- 井頭愛海
- 中川知香
2話:感想・レビュー
- 3.4
- 4/28放送分
新巻鮭が送られてきて困る回。オチはそっちの方向しか考えられなかったが、警察とか鑑識とか規制線とか、あれ普通?と一瞬思わせるだけの演出があって、成立はしていた。放送作家の開き直り方が愉快で、演技が秀逸だった。
3話:感想・レビュー
- 3.6
- 5/5放送分
まどかのストーカーと公開プロポーズの回。まどかの酒豪キャラや、まどかとミナレの関係性が愉快で楽しめた。ミナレがツッコミで、その他大勢はボケ役なところがあって、ボケ役のテンションは普通だが、ミナレのテンションは高くて、ツッコミ優勢になっているので、シュール気味ではなく、普通に笑える作りになっていて、その辺のテンション差を作り出せたのは、演出の勝利というか、それに応える小芝風花も凄かった。父が語る名前の由来も愉快だった。
4話:感想・レビュー
- 3.4
- 5/12放送分
放送コンテンツのオワコン化を憂う回。破天荒なドラマだとしても、さすがに犯行を消化できなかった。2話目のマトンの件だと、ありえないが、日常の延長線上にはあるので、まだ許容できたが、今回のあの組織は、誰得な割に大人数が絡んでいて、日常の延長線上にある気がしないので、異物感が強かった。まどかを交えた、部屋での三人のくだりは愉快だったが、ミナレのツッコミのセリフが核心からズレていて、いつもの切れ味はなかった。
5話:感想・レビュー
- 3.2
- 5/19放送分
マキエの夢と修羅場の回。いつもの愉快さがなくて、いつもなら周りがボケるか、新巻鮭のときみたいにミナレ自身がボケてるのだが、今回は誰もあまりボケていないので、ミナレのマシンガントーク的なツッコミの対象がないというか、笑いとして成立していないように見えた。小市慢太郎の不在と、麻藤@北村一輝の出番が少なかったのも、安定感などの面で痛かった。
6話:感想・レビュー
- 3.6
- 5/26放送分
インフルエンサーが炎上して飛び火する回。前回と違って、麻藤の出番が多く、麻藤がボケてミナレがツッコむサイクルが復活し、なんなら瑞穂たちにもツッコまれてて愉快だった。メインの題材は炎上騒動で、前々回のテロは夢オチでしか消化できなかったが、今回のはありふれた事象なので、納得感が損なわれることはなかった。放送が始まってからの普通じゃない展開は、このドラマのいいところで、麻藤のボケも含めて、いいところが戻ってきた回だった。
7話:感想・レビュー
- 3.2
- 6/2放送分
引きこもり男性から理由を聞きだして欲しい回。オチがコンプレックスに関することなのに、フリとしてコンプレックスを印象づけられていないので、オチの威力が弱まっていて残念だった。さんま式にいうと、「これこれでコンプレックスがある、ほいで?」の、ほいでの前の整備が弱くて、ミナレにもっと復唱させるとか、時間を割くとか、印象付けが欲しかった。妹が一番やっかいな扱いだったが、そうは見えなく、しかもそのことは案外どうでもよくて、その割に印象づけの重さが、コンプレックスよりあって、マキエとリンクする役割はあったものの、基本的にノイズだった。
最終話:感想・レビュー
- 3.8
- 6/9放送分
母親と地震と停電がくる最終回。母親@高島礼子が物理的に強くて愉快だった。精神的にも、マキエたちを納得させるような、理詰めな強さがあって、ミナレが恐れる説得力があった。そんな母親による、程よい制約というか抑圧を土台にして、地震とか停電時における放送の意味とか、ミナレ自身の存在意義みたいな話になってきて、瑞穂を含めた使命感がありつつ、愉快な投稿へのツッコミも忘れずに、カメラがクルクル回るあたりで、謎の感動を呼んだ最終回だった。