ドラマ『沼オトコと沼落ちオンナのmidnight call ～寝不足の原因は自分にある。～』各話の感想・レビューと採点

• 2.6
• 8/30放送分

計算沼の回。各話で主人公が変わるオムニバスみたいだが、だとしたら各話でキッチリと面白くないといけなくて、それを恋愛もので、しかも30分枠でやるのは、ちょっとキツイというか、見た感想としても、ドラマの旨味が感じられなかった。男と女のどちら目線で見るかにもよるけど、まずはその見ている方の人物に共感できないと、恋の過程も共感できない気がして、そうなると30分枠は厳しいと思っていて、せめて二話で一組ならよかったのに、と思った。たぶん、グループ名なのか曲名なのか、よく分からないグループの人たちを、一人ずつ露出させないといけない制約があって、ドラマの品質は二の次なんだろうな、と思った。映像の雰囲気はいいだけに残念というか。

• 2.8
• 9/6放送分

不器用沼の回。男の方のドジっぷりで和んだのと、工藤遥の演じ方に吸引力があって、恋愛がチラつきそうなお仕事ドラマとしては見どころがあった。恋愛ドラマでいう恋の始まりよりは、その手前の、沼に落ちる瞬間を表現したいのかな、と見方が分かってきたのだが、何をもって沼に落ちたとするのか、観る側との共通認識が難しいところがあって、個人的には、女の方の明らかにデレっとした表情なのかな、と思ったので、見逃しているだけかもしれないけど、そういうのが欲しいかもしれなかった。

• 2.6
• 9/13放送分

ボイチャしてくる回。ある意味、同クールの『真夏のシンデレラ』より、こっちの方が、令和のトレンディドラマなんじゃないか、と思って興味深く観れたが、沼落ちというテーマがどっか行っちゃったような、何のドラマだっけ？ってなった。というか、冒頭の少し後で、すでに沼に落ちているのだが、ずっと沼の中だったので、ラストが、いい区切りではあるけど、話がうまいとかも関係なくなってるし、醤油ラーメン頼んだのに、タンメンが来たみたいな、大きい括りでは合ってる気はするものの、なんか期待するものから、少しだけズレているような気がした。なんだろう、灯台下暗しは、沼とも話沼とも関係なくて、話が繋がらないから、中盤あたりで処理しちゃって、ラスト前に谷を作って、彼の話にメチャクチャ救われてデレっとなって終わり、みたいなのを期待していた気がする。