ドラマ『ペンディングトレイン -8時23分、明日 君と』各話の感想・レビューと採点

各話の感想・レビューと採点

1話:感想・レビュー

  • 3.2
  • 4/21放送分

車両ごとどこかに飛ばされる回。まだ初回なので、登場人物に共感できず、その状態で、ああだこうだされても、刺さるものがなかった。仕組み的には、日曜劇場なみのスケールで、予算とか大丈夫なのかなと思った。水と食料がないだけに、熱い芝居をされても、いや体力温存して、ってなった。

ランキング情報

どみじなランキング
168位
偏差値
56.2
クールランキング
16位
どみじなスコア
3.259
どみじなドラマ賞
俳優賞

採点グラフ

ドラマ情報

ジャンル
ヒューマンドラマ(コミュニティ)
放送開始
2023/4
放送系列
TBS
放送時刻
金曜 22:00
主な出演
山田裕貴
赤楚衛二
上白石萌歌
古川琴音
井之脇海
藤原丈一郎
松雪泰子
大西礼芳
杉本哲太
日向亘
片岡凜
ウエンツ瑛士
萩原聖人
山口紗弥加
池田優斗
前田公輝
志田彩良
間宮祥太朗

2話:感想・レビュー

  • 3.2
  • 4/28放送分

水を求めてさまよう回。ギスギスしているせいもあるが、二話目になっても登場人物に共感できず、一話で一人ずつのヒューマンドラマかなと思ってたら、そうでもなく、今回で掘り下がったのは直哉くらいで、それも少しだし、共感性の面でつらかった。それならサバイバル的な面白さがあればいいのだが、それもあまりなくて、じゃあ俳優陣の個人技で、といっても、見せ場がそもそもなくて、そもそも熱くなったら体力消耗するしで、見どころに困った。

3話:感想・レビュー

  • 3.2
  • 5/5放送分

食料を探し回る回。乗客同士で協力して食料を集めたりして、それが自然な流れだと思うし、いつもよりは共感できる部分があった。直哉の掘り下げ時間が長かったので、山田裕貴の持ち腐れにならずに済んでいた。大事な人や大事な想いを、サバイバルという状況下で際立たせて、旨みを絞るドラマかなと思ったが、一生懸命絞った割には、旨みが少なくて困った。

4話:感想・レビュー

  • 3.2
  • 5/12放送分

メガネ君が刺されたぞの回。前回あたりから、生きようと知恵を絞ってきているので、そのへんの納得感は土台にあって、それにプラスして人情に訴えかけてきて、サバイバル人情ヒューマンみたいなジャンルの旨みが出て来ていた。罠は自分らで引っかかる気しかしなかったのと、オッサンが急に協力的なのは違和感があった。

5話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 5/19放送分

6号車のみなさんは文明が進んでいる回。地球近辺の小さなデブリで、それなりの規模の小惑星の軌道が、変わると思えず、せいぜい、落ちる場所が1kmずれるとかだけな気がして、地球からすごい遠くでぶつかったなら分かるが、そういう作り話だとしても、無理があるというか、消化できなくて邪魔だった。話の展開的には、6号車の人々との関係性が広がったし、危険性も加わって、ラストのサスペンス感につながったので、6号車はいい要素だった。

6話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 5/26放送分

6号車にやられる前にやる回。ちょっとみんなが、いきり立ちすぎというか、冷静になろうという人が少なすぎるし、ババアまで戦おうとしていて違和感があった。ただ、始まってみると、カオスな状況ながら見応えがあった。畑野さんは、サスペンス的にいい仕事をしていたが、どうやって助かったのかは謎だった。

7話:感想・レビュー

  • 3.2
  • 6/2放送分

ワームホールなんじゃないか説の回。超新星爆発がどうのこうの言っていたが、それでワームホールが、トンネル内にピンポイントに出来る気がしないので、仕組み的な納得感はなかった。今回の主役、というほどでもなかったが、高校生ペアに焦点を当てていたものの、まったく刺さらなくて、女子の斜め上な告白も、しっかりした子がそうなるとは思えず、話として無理やりねじ込まれた感触が強かった。みんな色々と探索していたが、そんな簡単に戻ってこれるのか?と思って違和感があった。今さらだが、スカイツリーとか都庁が見えてた気がするが、それが残ってるなら、滅亡状態になる気がしないのと、遺体がなさすぎた。そういった粗は、狭い範囲でワイワイやってくれてれば、そっちに目がいくので、忘れることができたのだが、今回は広範囲だったので、いつもより気になった。

8話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 6/9放送分

ワームホールで帰る帰らないの回。演出的には、終盤の電車に乗り込むシーンなど、ちゃんと盛り上がっていて、白浜の萱島への熱い説得など、演技的にも楽しめた。ただ、話的には、乗り込んできたウエンツを忌み嫌っていたが、そもそも、6号車に伝えていないのは、人としてどうなんだ?と思うので、違和感があった。萱島が乗り込むときに、ワームホールの勢い余ったものを、手で払っていたが、払えるもんなの?というか、能力者の攻撃を武装色で弾くワンピース的な世界に見えて愉快だった。

9話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 6/16放送分

現代に戻って闇に落ちる回。最低な世界に関して、色々と演出的な説得力があって、迷惑系YouTuberって、こういうときは便利だなと思った。ただ、野次馬含め、やりすぎ感はちょっと否めなかった。萱島の前回のラストのやつが伏線で、なるほどと思ったが、医者の診断を受けたのかすら不明なので、治るかどうかも不明で、落ち込む要因の一つなのに、曖昧だった。

最終話:感想・レビュー

  • 3.0
  • 6/23放送分

8時23分だよ全員集合な最終回。想いを伝えるのは結構だが、人様の赤ちゃんを振り回すのはどうかと思うし、時間的に余裕があったのかもしれないが、最悪乗り遅れるかもしれないし、そこのノイズというか、余計なサスペンス感は、「次の電車でも間に合う」みたいに言わせるとかして、手当して欲しかった。教授のバタンキューは結果連絡なのかと思うが、普通そんなアルマゲドン級のプロジェクトなら、即時対応できるように、完遂までプロジェクトルームに泊まり込みだろうし、そういう意味では、結果連絡である説得力はなかったが、恐らく、どっちともとれない態度を要求された、間宮祥太朗の演技は素晴らしかった。世界や地球を連想させるカットを挿んでいたが、いやいや世界に言ってないし、下手したら世界は直前で初耳だからな、と思った。そもそも、隕石発見の時点で、教授か政府が、世界に知らせないといけないし、知っていたら日本単独プロジェクトな訳ないから、納得感は低かった。政府が秘密裏に動いているという情報は、仲間内しか知らないし、その中で、自分らの避難場所を確保してから、配信で情報公開するというのが、その情報格差は人道的にどうなんだ?という疑問があって、このへんも納得感が低かった。まあ、6号車の連中を置き去りにした実績があるので、平常運転なのかもしれないが。「やれることはやった」的なことを言っていたが、そうなのか?というのがあって、例えば、みんなで教授のところに乗り込んで、プロジェクトに参加して、未来の様子はこうだったから、一旦地下街とかに避難させましょうとか、積極的な提言はできる気がして、そこは復活した白浜が音頭を取って、未来の関係性を現代で発揮する感じの方が、熱くなったと思うし、未来に行った意味が出てくるし、納得できた気がした。あと、手紙の件とか、世界線が一緒でいいのか?というのがあって、助かったら、田中ハウスはどうなるの?っていう。