ドラマ『ラジエーションハウスⅡ』各話の感想・レビューと採点

各話の感想・レビューと採点

1話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 10/4放送分

みんなバラバラになってて院長が変わってる回。特に前半はカット割りが多彩で、手間暇がかかっているなと思った。今回は、仲間についてがメインだったが、前作を思い出すと、そこがストロングポイントではなく、あくまで"難病の特定"みたいな、医療面が醍醐味だったと思うので、今回はそれに関して、あっさりしすぎていたかなと思った。ラストで、強制的に前シーズンに戻したのは、趣きがあってよかった。

ランキング情報

どみじなランキング
149位
偏差値
57.7
クールランキング
14位
どみじなスコア
3.308
どみじなドラマ賞
俳優賞

採点グラフ

ドラマ情報

ジャンル
医療ドラマ(医師以外)
放送開始
2021/10
放送系列
フジテレビ
放送時刻
月曜 21:00
主な出演
窪田正孝
本田翼
広瀬アリス
浜野謙太
山口紗弥加
八嶋智人
遠藤憲一
和久井映見
浅野和之
髙嶋政宏
鈴木伸之

2話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 10/11放送分

陸上界期待のサラブレッドが発作の回。五十嵐の訴えに、甘春先生がなぜか厳しかったり、広瀬の謝罪がいきなり自分反省会になったり、甘春が行こうって言ったのに、なぜか広瀬に発言を促して、丸投げだったりと、けっこう違和感があった。前院長のセリフを筆頭に、含みがあるというか、『何かの例えで気付かせる』みたいなくだりが、たまにあるくらいならいいのだが、今回はそればっかで、"気付かせ選手権"みたいになってるなと思った。

3話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 10/18放送分

ここに一つのメガネがある回。前シーズンの面白さを知っている身としては、何か物足りなさを感じた。前シーズンは、病気の原因について、目星はついているけれど、技師だから相手にされないし、あまり詳しく言っちゃうと、今度は"医師免許持ってる"って、バレたら大変、みたいなもどかしさがあったが、今シーズンはそれが失われていて、これが結構大きい気がした。

4話:感想・レビュー

  • 3.2
  • 10/25放送分

ここに一つの城がある回。原作のせいなのか、脚本のせいなのか分からないが、話の繋がりが不自然というか、有無を言わさず、話を展開していくみたいな違和感があった。たとえば、検査後の待合で、知らないおばさんに話しかけられて、世間話とかじゃなく、いきなり"技師のお姉さんレビュー"が始まり、高評価をつけて、結婚だけじゃないって展開に無理やり持ってったりとか。

5話:感想・レビュー

  • 3.2
  • 11/1放送分

技師長がお金の亡者になる回。心臓マッサージは仕方ないにしても、よそ様の病院で、医療行為をしだしそうな勢いだったのは、さすがに違和感があった。その後に「私なにもできませんでした」って言ってたが、心筋梗塞疑いで心臓マッサージ中の患者に対して、検査なんてするフェーズじゃないから、放射線技師が何かできるわけないし、「何もできませんでした」って言われてもなと思った。あと、あのタイプの冷蔵庫なら5万もしないくらいだし、故障したら1年に1回のチャンスを待つの?という、モヤモヤしたものがあった。

6話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 11/8放送分

医療過誤で寝たきりになったから訴えられる回。訴訟大国アメリカでもあるまいし、しかもリウマチと帯状疱疹だったかで受診しているのに、「骨粗鬆症の見落としだ」とか言うかな?、と思って違和感があった。当事者である婆さんが、最後まで沈黙を保っていたのも、違和感があった。でも、ここ最近の回に比べると、本来のラジハがだいぶ戻ってきた気がした。

7話:感想・レビュー

  • 3.2
  • 11/15放送分

がんと余命と愛想とクレームの回。今回に限ったことではないが、五十嵐は、アメリカの偉い教授に、惜しまれるくらいの実力を持っていたはずなので、悠木の原因とか、サクッと分かるはずで、基本的に、『五十嵐>甘春父>鏑木>>>杏』くらいの実力差がなかったっけ?前シーズンは、と思った。辻村先生は、先週、五十嵐に医師生命を助けてもらったはずだが、軽く敵視して、杏にグイグイいってたので違和感があった。脚本家が一人じゃない弊害かなと思った。

8話:感想・レビュー

  • 3.2
  • 11/22放送分

ここに一枚の鏡がある回。たぶん卵巣を残して、子供が産める身体のまま、良性で再発の心配はないんだろうけど、その説明が薄すぎて、ライブ中継でダイエットの怖さを訴えていたが、他人の心配してる場合か?ってなった。ダンサーだったら、比較的お腹を出す職業だから、手術の跡が残るのは結構深刻な気がするが、ああいうテンションになるのだろうか?という違和感もあった。あと、どれが腫瘍のせいで、どれがダイエットのせいなのか整理が必要な気がするし、それが済まないと、ライブ中継への動機に説得力が出ない気がした。

9話:感想・レビュー

  • 3.2
  • 11/29放送分

ここに一つの名前がある回。厚切りは、最初はなんの症状で受診したのか分からなかったが、「お薬だしときます様子をみましょう」で終わったら、ラジエーションハウスを、訪れることなく帰宅だし、だったら直接行けばいいのにと思った。原因が分からなくても、高血圧という症状が出てるなら、降圧剤使ってもいいんじゃないの?と思った。自分の意地みたいなので、転院を拒んでいたが、それは患者のためになるのか?と思って違和感があった。最後に"三本の矢"みたいな締め方をしていたが、「どうかしたんですか?」とか言って、参加してくるのも含め、わざとらしさというか、違和感があった。

10話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 12/6放送分

大森先生と新生児の話の回。灰島院長が見事に悪役になっていて、勧善懲悪風味が効いていて、良かったのだが、あんなに頑なに「前例ガー」とか言ったり、大森先生をめちゃくちゃ毛嫌いする理由が不明で、悪役に仕立てる方法が無理やりすぎるというか、違和感が強かった。カンファで村八分になる意味も、よく分からなかった。ただ、俳優陣の一体感と、音楽で盛り上げる演出もあって、久々にいいラジハが観れたなと思った。

最終話:感想・レビュー

  • 3.4
  • 12/13放送分

ここに一つのホームがある最終回。ストーリー上の因果が、少し飛びがちというか、こうなったからこうが、極端すぎるというか、院長はあんだけカネカネ言ってたのに、ちょっと諭されただけでコロっと変わるの?というか、カネカネ問題が解決しないと、診療チームができないんじゃ?と思うので、そもそも因果がずれてるのかなと思った。最初の方の予算問題で、各科の医師がいがみ合うのも、日本の医師免許持ってる人が、そんな単純な行動しないと思うし、その辺も因果に違和感があるので、出来上がったものも違和感があった。