ドラマ『差出人は、誰ですか?』各話の感想・レビューと採点

• 3.2
• 10/10放送分

手紙ゲームで大嫌いと書かれる第1週（1～4話）。先が気になるストーリーでテンポもよくて、サクサク観れた。何か波乱を巻き起こすトリガー役として、柄本時生の醸し出す怪しさがちょうどいいなと思った。

• 3.4
• 10/17放送週

いじめ問題と幼馴染の第2週（5～8話）。いじめられっ子の何かが爆発して、窪塚愛流の見せ場到来で、これ以上ないくらい表現できて、いいシーンだったし、怒りゲージも的確だと思った。サッカーだと、移籍金跳ね上がったな、と思える瞬間だった。

• 3.2
• 10/24放送週

校外学習でチャンス到来の第3週（9～12話）。校外なので、手紙の投下がなかった分、話の展開が少し平坦だった気がした。とはいえ、先生の意外な一面や、高校生活のキラキラ感など、舞台を有効活用して色々表現できていたので、楽しめたし、マンネリ防止にもなった。

• 3.4
• 10/31放送週

虐待を心配したり逃げたりする第4週（13～16話）。助けるということは、離れ離れになる可能性が出てくる訳で、だから助けるなという話ではなく、離れ離れになる残念な気持ちを、誰の口からも聞けなかったのは少し違和感があった。みんなで集まったり見送ったりしていたから、察しろということなんだろうけど、多少は直接的な表現があった方がしっくりくる気がした。

• 3.4
• 11/7放送週

お金目当てだったりタコパではしゃぐ第5週（17～20話）。成田のことがあって、重苦しい雰囲気を纏いながら、タコパで恋バナしたり、帰ってくる人がいたりと、不幸中の幸いじゃないが、いい事がより輝くような、高校生活のほろ苦さみたいなのがあって楽しめた。

• 3.4
• 11/14放送週

追いかける妊婦と逃げる男の第6週（21～24話）。美月と一ノ瀬の出番が少なくて、本線を横に置いた成田＆馬場＆妊婦回だったが、三浦獠太の逃げっぷりというか、責任をどうにかして逃れたい振る舞いに説得力があって、それがあるから、関連するくだりがより活きたというか。

• 3.2
• 11/21放送週

追いかけるイケメンと逃げる女子の第7週（25～28話）。元々、美月だけの物語ではないものの、ここに来てそれが加速している感があって、主人公誰だ？みたいな感じになってきてて、特に興味がない方面にも時間が割かれているというか、学園ドラマではあるが、恋愛ドラマでもあるので、恋愛方面の本線が運転見合わせで、お預け食らってる感じがして、だから話が進んでない印象があるのかなと思った。

• 3.4
• 11/28放送週

幼馴染に送る言葉の第8週（29～32話）。幼馴染の繊細な問題に気付いて、自分のやってきたことに背筋が凍るところだが、そんなに背筋が凍っていなかったというか、もう少し強めの演出が欲しい気がした。謎のダンスパーティーは、学校から離れてたまには良かったし、ラップのシーンでは、血統の良さを隠しきれないのを見れたしよかった。

• 3.4
• 12/5放送週

クリスマスと高2の2学期が終わる第9週（33～36話）。健と彼女が大事な話をするシーンは、なぜかカメラが揺れまくっていて、酔いそうになるのもあるが、決意は固い心情だし、揺れる映像にする意味はないというか、正反対な意図になっている気がして違和感があった。クリパのテンションからラストのコントラストが鮮やかだなと思った。あと、焼肉のたれのやつ。

• 3.4
• 12/12放送週

お別れの言葉の最終週（37～40話）。みんな幸せになって欲しいと思える最終回だったが、盛り上げるための回想が多かったり、式での言葉が長かったりと、少し中だるみな感じはあった。最終話の15分は明るく行ってもいいとは思うが、『一週間後』っていうのは少し早い気がして、前話の言葉の重みと釣り合わなくなっちゃうというか、だったら期間の提示はいらなかったなと思った。