ドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』各話の感想・レビューと採点
各話の感想・レビューと採点
1話:感想・レビュー
- 3.0
- 10/5放送分
LLの息子だとバレるし二重人格っぽいし踏んだり蹴ったりな回。出だしから、「あらゆる拷問」というパワーワードが飛び出すくらい、バイオレンスで観るのが少ししんどい作品だが、それを超えてくる娯楽性があるかというと、初回では見いだせなかった。「前に進むしかないんだ」的な、青年誌どころか少年誌的な謎の使命感が、マンガなら許せるけど、映像化すると違和感強めなところがあって、そもそも別れたら無事なのか?という疑問もあるし、共感性は低かった。
ランキング情報
- どみじなランキング
- 153位
- 偏差値
- 57.4
- クールランキング
- 12位
- どみじなスコア
- 3.299
- どみじなドラマ賞
- 場面賞
採点グラフ
ドラマ情報
- ジャンル
- ミステリードラマ(一般)
- 放送開始
- 2022/10
- 放送系列
- フジテレビ
- 放送時刻
- 水曜 22:00
- 主な出演
- 山田涼介
- 川栄李奈
- 門脇麦
- 遠藤憲一
- 尾上松也
- 桜井ユキ
- 髙嶋政宏
- 佐野史郎
- 早乙女太一
2話:感想・レビュー
- 3.2
- 10/12放送分
三千万円の謎と半グレリーダーのお仕事の回。忍び込んだ後のサスペンス感はよく出ていたのだが、『ガスバーナーで止血って』とか、『直前読んだマンガって』と思い冷めたのはあった。尾上松也の悪者感は説得力があって、それがサスペンス感につながっていたし、いい仕事するなあと思った。
3話:感想・レビュー
- 3.0
- 10/19放送分
京花ちゃんがさらわれてお金を返しに行く回。ナミが「早く返しに行きなよ」って言っていたが、そんなコンビニで自動車税を払うみたいな気軽なことじゃねぇぞ、と思った。エイジはエイジで、「半グレの後をつけてヤクザとのクスリの取引の現場を抑えてほしいんだ」とか小娘に言っていたが、その娘はジャックバウアーか何かなの?と思った。
4話:感想・レビュー
- 3.2
- 10/26放送分
ナミの想いと京花ちゃんの過去の回。土管のシーンはなかなか衝撃的だったが、スマホライトでたまたま当てたら見えたみたいになってたのが残念で、必然性がないから納得感がなく、寝そべる→なんか書いてあると気づく→スマホライト当てる→文字見てショック受ける→他にもあることに気づく、みたいな自然な流れならよかったというか、いいシーンなのに勿体ないなと思った。
5話:感想・レビュー
- 3.4
- 11/2放送分
京花の過去と本当の想いの回。話が大きくうねって面白かった部分はあるのだが、それを言い出したら、今までのお付き合いは何だったのかとか、人格はたびたび変わっていただろうから、もっと前から気づけって話だし、そもそも団地で拷問はご近所迷惑だし、フィクションだとしても最低限のリアリティは必要な気がしたが、門脇麦がスレスレのところで説得力を保ってくれた。
6話:感想・レビュー
- 3.4
- 11/9放送分
ビーイチが最前面に移動してくる回。エイジとは違った性格で、リバーシブルで楽しめていいのだが、今回に限らず話の展開が急激すぎるというか、矩形波と正弦波くらい違うというか、もう少し滑らかにならないものかと思ったが、マンガだったらこのくらいの方がしっくりくるのかなと思った。
7話:感想・レビュー
- 3.4
- 11/16放送分
親父をやった犯人が判明する回。ほぼ猿渡&桃井回だったので、髙嶋政宏と桜井ユキの演技の掛け合わせで生まれたものが、特にラスト近辺のシーンは圧巻だった。ラストは突然だったので、え?と普通に衝撃を受けた。話的には二人のやったことは悪だし、ある時点で退職していれば、地獄とやらは終わっていたはずだし、若干モヤモヤするものはあった。
8話:感想・レビュー
- 3.4
- 11/23放送分
真犯人が分かる回。話がどんどん展開していくのは、基本的にはいいことなのだが、余韻が残せないことがあるのと、話が軽く見えたりするデメリットがある気がした。今回でいうと、病室の犯人が分かってから真犯人が分かるまでが、あまり時間を費やせていなかったように見えた。あと親に二重人格を隠して生活できていたのは違和感があった。
最終話:感想・レビュー
- 3.4
- 11/30放送分
みんな塀の中な最終回。話が収束して少し救いもあって、いい最終回だった。裁判所でのシーンは静寂の中、門脇麦の声が響いて段々と変化して、声だけでも心情が分かるような印象的なシーンだった。話は終わったが、犯罪者二名と関わることになった育ての母は今後……となるので、育ての母を不自然なくらい登場させなかったのは、ある意味正解なのかなと思った。ラストは、なぜ海岸まで連れてく?それじゃじゃないよ痛みを知らない人かよ、とか思った。