ドラマ『となりのチカラ』各話の感想・レビューと採点

• 3.2
• 1/20放送分

中越家がマンションに引っ越してくる回。とりあえずナレーションがいらないような。『大豆田とわ子』的な感じにしたくて、プロデューサーが脚本家にリクエストしたのか、最初から脚本がこうだったのか、なんでかは知らないが、話の腰を折る効果が結構あった。心の声を、素直に松潤がやればいい気がした。

• 3.2
• 1/27放送分

上の503号室の問題に首を突っ込む回。ナレーション問題が改善されている気がした。前回より頻度が下がった気がするのと、声の質感が柔らかくなり、溶け込む感じになった気がする。気がするだけなので、こっちが慣れただけかもしれないが、前回より話に集中できる環境になっていた。

• 3.2
• 2/10放送分

日本の男はみんな悪い奴ですかの回。オリンピックで一週空いたが、ナレーションがやっぱり要らないかなと思った。悩むときに中腰になるとか、あの辺の説明も、観てれば分かるので、要らないと思った。なんとなくアクセントがないというか、一話ごとに、ドギツめでシリアスな何かがあればなと思った。今回でいったら、最低男日本代表と、目も当てられない修羅場になるとか。

• 3.4
• 2/24放送分

頼子さんと占いとケンカの回。毎回、ナレーションのことばかり、言っている気がするが、やっぱり要らないと思ったし、心の声を感情こめて言うなら、本人が声あてた方が自然だし、どうしてもナレーション入れたいなら、感情抑えて、淡々と客観的に、ツッコミの役割も少し与える感じのナレーションにするなら、まあまあ溶け込むのかなと思った。後半は、ナレーションがほぼなかったので話に集中でき、松嶋菜々子と成海璃子の演技が多少オーバー気味だった気はするが、感情表現の抑揚というか、強弱の幅を広げる意味で良かったし、見応えがあった。ケンカの理由もほっこりして、上手くまとまった回だった。

• 3.4
• 3/3放送分

少年Aを許せない回。そもそも過去に、彼が罰せられていることに違和感を感じた。頼子さんが、ズケズケと広めちゃうのも、なんか違う気がした。終盤の上条くんの感情表現は、たぶんレベル感が難しい中、抑えきって、説得力のあるシーンだったし見応えがあった。ただ最後は、いつものことだが、さすがにプライバシー的にどうなの？と思った。

• 3.6
• 3/10放送分

愛理の呪いの回。小澤征悦が、憎たらしいDV夫に説得力を持たせ、『悪い方向』に上手く引っ張ったのと、被害を受ける妻と娘も、いいレベル感の迫真の演技で、『可哀想な方向』に引っ張っていたし、チカラ含めマンションの住人の『一体感』も加えると、面積の広い三角形が出来て、それがこの回の旨味だったというか。ナレーションは伏線もあるが、単にチカラの心の声ではなく、状況説明にもなっていたので、この回に関しては、意味があって、納得感があった。

• 3.6
• 3/17放送分

答えが分かったら電話しろの回。妻の言動や、住人の薄情な振る舞いには、違和感があるといえばあるのだが、違和感を通り越して、確信犯だと思えるので、特に気にはならなかった。起承転結の"転"が鮮やかだなと思ったが、『35歳の少女』も『同期のサクラ』もそういえば、プレッシャーをかけていって"転"で暴発する作りだったなと思った。

• 3.4
• 3/24放送分

宿題が難しいのと学校に行かなきゃいけない回。灯が不在で、物足りない面があったが、その反動で、終盤はありがたみが分かった回だった。清江さんは、最後にわざと突き放したんだと思うが、そのあたりの今どっち？は、もう少し分かりやすく演出しても良かったのかなと思った。

• 3.6
• 3/31放送分

結局秘密が分からない最終回。最後は小さな謎を残して終わる、ある意味イジワルな終わり方だったが、それ以外は色々と、キレイに話が収束して、最終回まで見て良かった、と思える終わり方だった。コーヒーの味のくだりは、味が落ちたタイミングなどを考えると、矛盾している気がしたが、いなくなってからではなく、最近と言っていたので、悲しみが蓄積して、最近味が落ちたなら、矛盾していないし、チカラが来店していないときに、実は帰ってきていたかもしれないから、いなくなった時期自体が曖昧で、、、とか考えさせる時点で、不自然というか無理やり感が多少あるけど、小さなことだからいいかと思った。