ドラマ『わたしのお嫁くん』各話の感想・レビューと採点
各話の感想・レビューと採点
1話:感想・レビュー
- 3.6
- 4/12放送分
家事ができないことがバレる回。テンポの良さや、適度なコミカル加減、女性目線の問題提起と、緩い契約から入る恋愛など、どこか『逃げ恥』を彷彿とさせ、演出面でも研究しているのかなと思うくらい、『逃げ恥』を見ているような感触があった。それが悪いということではなくて、成功例のフォーマットというか、AメロBメロとサビみたいな、共通認識のある型を上手く利用しているおかげで、初回から楽しめた。
ランキング情報
- どみじなランキング
- 85位
- 偏差値
- 60.3
- クールランキング
- 5位
- どみじなスコア
- 3.397
- どみじなドラマ賞
- 俳優賞
- 主題歌賞
採点グラフ
ドラマ情報
- ジャンル
- 恋愛ドラマ(ラブコメ)
- 放送開始
- 2023/4
- 放送系列
- フジテレビ
- 放送時刻
- 水曜 22:00
- 主な出演
- 波瑠
- 高杉真宙
- 中村蒼
- 仁村紗和
- 前田拳太郎
- ヒコロヒー
- 竹財輝之助
- 古川雄大
- 佐伯大地
- 伊藤正之
- 宇梶剛士
- 富田靖子
2話:感想・レビュー
- 3.4
- 4/19放送分
嫁入りシミュレーションと古賀登場の回。前回とは違うスタッフが作ったのかと思うくらい、冒頭の裁判は長かったし、そのあとしばらくテンポが悪かった。中盤以降は正常範囲に戻ってきたが、なんというか、脚本がスカスカだったのだろうか。終盤は山本くんが少しだけ邪念を放ってきたので、恋愛ドラマらしい旨みが出てよかった。
3話:感想・レビュー
- 3.4
- 4/26放送分
山本家の食事会で査定される回。人事部のバブリー気質の女がクセになってきた。全体的には何か違和感があって、全体的というか、主人公である大黒柱が、嫁の気持ちに対して、絶望的、壊滅的に鈍すぎて、営業で細かいところに気付く有能さと相容れない気がして、作り話の中の人間だとしても、納得感に欠けるし、共感点が見つからないし、人間というよりは、Pepper君だと思って観た方がしっくりくるかもしれなかった。
4話:感想・レビュー
- 3.2
- 5/3放送分
まだ引き返せる回。ラブコメなので、ラブがあってなんぼだと思うが、そこに対して、育まれている感じが、しなくはないが、かなり遅いし、または危機が訪れるなら、それもありだが、博多弁は危険生物ではないし、バブリーは次回は危険かもしれないが、今のところ、恋愛の土俵に上がってこれないレベルだし、コアとなる恋愛に対して、ほとんどつつけていないので、ラブコメとしての旨みが出てきていないように見えた。
5話:感想・レビュー
- 3.4
- 5/10放送分
赤嶺宅の掃除が楽しい回。展開と波瑠の演技で、嫉妬というか、会いたくて震える的な感情表現まで持っていけたので、恋愛ドラマとしての旨みが出ていて楽しめたのだが、この期に及んで、穂香が恋愛と違うフロアにいる感じが気になった。赤嶺は見慣れたからか、または完成度が上がっていたからか、今までより馴染んでいた。
6話:感想・レビュー
- 3.4
- 5/17放送分
キャンプでロマンチック大作戦の回。ゆかいな仲間たちが揃って、愉快ではあったのだが、赤嶺含め、みんなキャラが濃すぎて暴走気味で、ツッコミ役が不在というか、自分でボケて自分で落とすしかないのが、観ていて過酷だなと思うというか、原作がそうなんだろうし、尊重するなら仕方ないが、君ちゃんと、シーンによっては、速みんと山本くんあたりは、ツッコミ役として散りばめると、締まって納得感が出たのかなと思った。もしくは、単純に誇張を控え目にすると、馴染むのかもしれないが。
7話:感想・レビュー
- 3.4
- 5/24放送分
風邪をひいて看病される回。クセ強キャラが集結して、風邪なのを完全に忘れる展開など愉快だった。クセ強3人衆が一堂に会する場は、これまでなかった気がするが、3人のトンマナの調律的な場として、物凄く有意義だった気がして、おかゆ選手権のあたりなど、自然な一体感を感じた。
8話:感想・レビュー
- 3.4
- 5/31放送分
古賀さんがおばあちゃんへの忖度に巻き込まれる回。ラストのキス未遂は、事務所NGだったのか、昨今のキスシーン不要論に忖度したのか、原作マンガがそうだったのか、分からないが、不器用な速見センパイなりに、想いを伝える意図のあるシーンだし、おばあちゃんの命を軽く削ってまでして強調したかった、生きてるうちに想いを、という今回のテーマの終着なのに、軽く扱いすぎだと思った。
9話:感想・レビュー
- 3.4
- 6/7放送分
温泉旅行でリラックスの回。冒頭のクイズ形式のやつは、別にいらないなと思っていたが、今回のは、山本家長男と次男の登場で、特に次男のクセの強さはたまに恋しくなるので、本編以外に出す場として、いるなと思った。本編は、ふとんの上でのシーンで、「大事に出来なかったら」あたりの波瑠の表情が、速見だけど速見じゃない、始まる前の表情にドキッとさせられるところがありつつ、行間の沈黙が多い中、二人と演出含め、間を怖がらずに贅沢に使っていて、説得力が増していたのと、今回初めから、山本くんの演技LVが1つくらい上がっているような印象があった。
10話:感想・レビュー
- 3.4
- 6/14放送分
結婚の二文字を意識する回。案外あっさりと、職場カミングアウトしてて、少し違和感はあったのだが、そのあとは比較的自然に、最終回に向けて恋愛を落とす展開になっていた。割と長めに、イタリアかぶれの次男が見れて、愉快だった。
最終話:感想・レビュー
- 3.4
- 6/21放送分
あれをあれしてありよりのありの最終回。前回の距離を置いた方がいいかも発言から、回復しつつ、またダメという、恋愛ドラマとしては少しトリッキーな最終回だったが、それによってグダグダになった感じがあって、一回目のがあるので、二回目のくだりの信憑性が損なわれたというか、視聴者を騙しすぎて自滅した感はあった。